ライブ・ステージ写真撮影では、曲間にこそシャッターチャンスが!


 
ライブ写真やステージ写真の撮影では、
本番よりもむしろリハーサルやゲネプロの時が大切だし
勝負!!だという話は何度かしました。
 
 
事前にステージのセッティングリストや進行表を受け取って、
おおよその状況を想定して現場に行っても、
本番に向けての手直しや現場対応で変わることのほうが
多いのが実際にところです。
 
それに伴って、撮影ポイントや撮影場所、アングル、
カメラのセッティングも変わってきます。
 
 
本番直前に会場に入っていきなり撮影を開始するというのは、
リスクが高いというよりも、その程度の姿勢で撮れる写真は
たかが知れていると言ってもいいでしょう。
 
 
その辺りの基本的なことは、以前の記事を参考にして下さい。
 
 
リハーサル・ゲネプロで決まる!? ライブステージ撮影
 
ステージ撮影・ライブ撮影では、リハーサル・ゲネプロが勝負!?
 
 
今日お伝えしたいのは、
リハーサルやゲネプロでの撮影のちょっとした[ツボ]です。
 
 
リハーサルやゲネプロでは、
本番では撮れない写真を狙うわけです。
 
許可が出れば、
ステージに上がって出演者の間近から撮ったり、
クラシック系であれば、本番では後ろ姿しか撮れない
指揮者の表情を捉えたりします。
 
客席後方のピンに照らされてシルエットとなった
ボーカリストの後ろ姿をステージから客席に向かって撮ったり…、
色々なことを試すことが出来ますし、普段あまり目にしない
アングルでの写真をモノにできたりするわけです。
 
 
 
そうやって本番ではとても捉えられない写真を
撮る味・面白さを知ると、本番よりもリハーサルや
ゲネプロでの撮影の醍醐味にハマってゆきます(笑)
 
 
今日お伝えしたい[ツボ]は、
そのような場面でのポイントのひとつです。
 
 
リハーサルやゲネプロで
ステージ上などで夢中で撮影していると、
いつしか出演者と意識が同期して来ます。
 
同じ空気感と時間の流れに同調して、
一緒に演じているような錯覚に陥るくらいに。
 
これは私がもともと音楽をやっていたから
余計にそうなるのかもしれませんが、
経験のない芝居やダンスでも同じ感覚になります。
 
 
そうすると、
例えば曲と曲の間であったり、
演出の調整で曲中でストップしたりした場合、
撮影しているこちらも「ホッ」として一息つくんです。
 
息をつめてファインダーを見続けていた緊張感が
フッと途切れるんですね。
 
それは仕方がないんですが
(そうでなければ緊張感は続きませんし倒れます(笑))
 
休憩時間になった時も同じです。
 
こちらも出演者と一緒に
「フ~やれやれ、やっと休憩だー」
とホッとします。
 
 
そんな時が実は[ツボ]なんです。
 
ホッとした出演者の表情、
意見を交わすメンバー、
照明スタッフと微調整を相談しているバンマス、
緊張感から解放されてふざけている団員たち、
進行や段取りを確認している指揮者と演出家…
 
どれもその時の現場の空気を伝える
捨てがたい瞬間・表情に満ちているんです。
 
 
ですから、出演者と一緒に「やれやれ」とホッとしている
ヒマはありません。
 
そんな時は、
そこら中にシャッターチャンスが溢れているんです。
 
 
演奏していない、歌っていない、踊っていない
そんな瞬間にこそ、出演者個々人の個性や性格や想いが
素直に現れるんですね。
 
 
内容に関してケンカ腰で議論を交わしている場合も
あるかもしれません。
 
 
全てが得難い現場写真になります。
ドキュメントですね。
 
 
ですから局と曲の間、中断した時、休憩に入る時…
気を抜かずに周りを見渡しましょう。
 
きっといい表情をしている顔がたくさん見つかりますよ!
 
 
 
終演後も同じですよ!
 
さっさとカメラを片付けようとしているそこの君!
機材の撤収はまだ早い!
 
ステージ撮影 終演後はホワイエ(ロビー)に急げ!!
 
 
 
芦澤来斗


熱中症が怖い! 夏はツライよライブカメラマン!!


 
梅雨が明けていよいよ夏本番!
 
この頃は昔と違って[爽やかな暑さ]はほとんどなく、
やたらに[蒸し暑い]日が続きますね。
 
[真夏日]と[熱帯夜]が続くと
さすがにこたえます。
 
 
ところがこの季節は、
野外イベントや野外ライブも多くなりますよね。
 
現場としてはこれがキツイです。
 
最近では夜になってもあまり気温も下がらず、
湿度も高いままのことが多いですからね。
 
 
フィールドスポーツやネイチャー系のカメラマンには
『軟弱だ!』と怒られそうですけど(笑)
 
我々ライブカメラマンは
日頃はホールやライブハウスなど屋内の現場がメインなので、
直射日光に弱い!?(笑)
 
 
 
私は特に首から上にとても汗をかくので、
ヘアバンドしたりリストバンドしたりと
[汗対策]が必須です。
 
まあそれが逆に
私のトレードマークになっていますけどね(笑)
 
 
 
長丁場の野外ライブなどでは、
なかなかスタッフ小屋に戻れなっかたりしますから、
ペットボトルも含めて身に付けておかなければ
ならないこともあります。
 
 
カメラ2台にレンズ3本程度、
予備バッテリー複数個、
その他記録メディアや備品だけでも
腰回りも肩もフルの状態です。
そこにペットボトルが1本ないし2本。
 
重い・動きにくい・余計に汗が出る・・・
仕方ないですね。
 
 
これらをいかにスマートに身に付けられるかは、
もう場数と経験で色々試しながら
自分流を見つけるしかないですね。
 
黒Tシャツは早々に潮を吹いて背中辺りが白くなるし、
[潮吹きライブカメラマン]ですよ(笑)
 
 
 
自分の汗でファインダーが雲ってくる頃には、
集中力もヤバい状態になっていたりします。
 
ライブカメラマンも、
日頃からの体力作りと鍛練が問われますね。
 
 
 
それでも、野外は独特の解放感と
観客も含めた空気感がありますし、
なによりも[空]があります!
(その代わり、雨!!という恐怖もありますが)
 
出演者も日頃のインドアの時とは
違った表情を見せてくれます。
 
そんなミュージシャンの表情を捉えるのも
ライブカメラマンの撮り甲斐のひとつですね。
 
ホールでは暗くて写せない観客の
ノリノリの姿も撮れますからね。
 
 
ですからホールの時以上に動き回ります。
 
アップテンポの曲では少し引いて、
ノッテる観客越しにステージを狙ったり、
バラードではステージ下まで行って
弾き語りの表情をアップで捉えたり。
 
 
でも会場のロケーションが良くて、
回りに木立が観えたりすると気分いいですね。
 
日没からマジックアワーの頃には、
ステージの向きや状況にもよりますが、
茜色から移ってゆく空と共に撮れたら最高です!
 
 
さて筋トレでもしますか!!
 
 
最新情報やブログには書けない話はこちらで!
 
 
芦澤来斗


ライブ写真撮影のレンズ選び

 
 
『大三元が必須でしょ!』
 
『小三元でもいけるよ』
 
『やっぱり単焦点だね!』
 
 
ライブ写真、コンサート写真、舞台写真などの
撮影で共通する事とは…
 

  • 屋外に比べて暗い被写体となる
  • 撮影スペースがかなり限定される
  • あまり動き回れない
  • シャッター音など“音”に気を使う
  •  
    主にはこんな感じでしょう。
     
     
     
    そんな環境でのライブ撮影では、
    どんなレンズがいいのでしょうか?
     
    【大三元】と数本の単焦点があればOK。
     
    そう言ってしまえばそれまでなんですが…。
    そう勧めているサイトも多々見受けられますけどね。
     
     ※そもそも『大三元』『小三元』とはなに?
     
      大三元:解放F値が2.8のズームレンズ(広角・標準・望遠)
      小三元:解放F値が4.0のズームレンズ(広角・標準・望遠)
     
      元々はキヤノンのレンズで言われていた言い方ですが、
      今はニコンでも使われますね。
      詳しくはネットで検索してもらえれば、
      いくらでも出てきますのでそちらで…。
     
     
     
    それだと話が終わってしまうし(笑)、
    皆がそう簡単に揃えられるわけではないと思うので、
    もう少し現場別に考えてみましょう。
     
     
     
    ライブハウス(ロック・ジャズ・ポップス系)
     

  • 照明は暗めでそれ程ころころ変化しない
  • 撮影場所は限定され狭い
  •  
    撮影場所にもよりますが、
    客席脇や舞台目前などで撮る場合は、
    広角と標準か準望遠の2本が基本となります。
     
    出来れば“F2.8”は欲しいですが、
    高感度に強いカメラの場合は“F4.0”でも
    何とか対応できるでしょう。
     
    ズームが必要か単焦点でいけるかは、
    同程度のキャパのライブハウスでの撮影が多いのか、
    その都度規模が違うかによりますね。
     
    撮影場所からステージの距離がある程度決まっていれば、
    単焦点の方が機動力は上がります。
    価格的にも手頃で明るいレンズが手に入ります。
     
     
     
    小ホール(ダンス・芝居)
     

  • 照明は暗く目まぐるしく変化する
  • 撮影場所は少し余裕がある
  •  
    ダンスや芝居系では、基本的にとにかく
    照明が暗くて変化が激しい場合が多く、
    しかも演者の動きが速いので
    シャッタースピードは高速に保つ必要があります。
    ですから、レンズは出来る限り明るくないと
    厳しい場合が多いでしょう。
     
    この場合はやはり“F2.8”は必要でしょう。
    “F2.0”以上であれば楽です。
     
    ズームか単焦点かはライブハウスの場合に準じます。
     
     
     
    ホール(クラシック・バレエ系)
     

  • 照明は基本的に明るく一定
  • 撮影場所はケースによる
  •  
    特別な演目を除き照明は明るめで安定しているので、
    “F4.0”程度でも対応できます。
     
    ただ撮影場所が客席最後部からに限定される場合は、
    望遠がないと演者をアップで捉えられません。
    会場の大きさにもよりますが、
    300mm程度の焦点距離が必要になります。
     
    三脚に望遠と標準の2台を
    セットすることになるでしょう。
     
     [APS-C]にサンニッパ
     [フルサイズ]に標準ズーム
     
      私の場合はそのペアが多いです。
     
    客席両サイドの通路などを動ける場合は、
    単焦点でも対応可能です。
     
    ただしくれぐれも演奏中にやたらに動き回って、
    お客様の目障りになることは厳禁です!
     
    “シャッター音”に一番気を使う現場ですね。
     
     
     
    代表的な例を考えてみました。
     
    これが野外のイベントやコンサートとなると、
    また変わってきますし、昼と夜でも違いますからね。
     
    野外でも、夜の場合は上記に準じます。
     
     
     

  • ステージまでの距離
  •  

  • 照明の具合
  •  

  • 演者の動きの速さ
  •  

  • 自分のカメラ
  •  
    上記の要素を鑑みて、
    必要な最も使用頻度の高そうなレンズから
    揃えてゆくことになると思います。
     
     
    これはカメラボディーにも言えますが、
    最初の頃は“何でも新品”で考えてしまいがちです。
     
    でも中古市場に目を向けると、
    意外に手に入れ易いものですよ。
     
    無理して新品レンズを1本買うなら、
    中古で2本買う方が対応力は上がることもあります。
     
    ただしあまり古いフィルム時代のレンズは、
    デジタルだと問題がある場合がありますから、
    その辺りは情報収集して気を付けてください。
     
     
    『レンズ沼は楽しいけど怖い・・・(笑)』
     
     
    最新情報やブログには書けない話はこちらで!
     
     
    芦澤来斗


    電子シャッターの無音撮影は武器となるか!?


     
    静まりかえったホール
     
    ピアニストが全身全霊を掛けて
    大切な1音に指を降ろそうとしたその瞬間
     
      カシャッ!
     
     
    張り詰めていた会場の空気が一気に緩む。
    まるで空気が抜けていくように。
     
     
     
    天から降り注ぐ光の柱
     
    それに向かって祈るように手を差し伸べて
    天を仰ぐ役者。
    その想いがまさにピークになろうとした瞬間
     
      カシャッ!
     
    異次元だった空間が、
    一気にただの芝居小屋の舞台に戻る。
     
     
     
    そんな場面に何度も遭遇したことがあります。
     
    アマチュアのステージでは度々ありますが、
    プロの現場でもあるんです。
     
     
    これって、
    [ミラーレス一眼]の[電子シャッター]で
    無音撮影どうのこうの以前の話ですね。
     
     
     
    アマチュアのステージでは、
    ある意味仕方ないか・・・と流せます。
     
    出演者の親族・知人が頼まれて
    撮っているんですからね。
     
    現場の[お作法]も[シキタリ]も何も
    知らない訳ですから無理もないんです。
     
    [シャッター音]を響かせる以前に
    [フラッシュ]光らせたりしますから(笑)
     
    あまりにひどい場合は、主催者に代わって
    注意することもありますけどね。
     
     
     
    でも、許可を得たカメラマンしか撮影できない
    ような現場でこれやられると非常に頭にきますね。
     
    それなりのステージでもたまにあるんですよ。
    メジャーな出演者がいるような現場でも。
     
    たいていは[報道系]のカメラマンですね。
     
    最近はだいぶマシになってきましたが、
    テレビ局や新聞社が横暴なことが多かったです。
     
     “撮りに来てやってる”感
     “取材してやってる”感
     
    丸出しで、無礼というか舐めているというか・・・。
     
    出演側も心得ているベテランの現場では、
    その辺りの[トラブルの種]を心得ているので、
    裏方含めスタッフ一同に事前に連絡があります。
     
     「申し訳ないけど、
      今日はTV取材入るから、
      何かあればすぐに教えてください」
     
    という感じですね。
     
     
    これが出演者側も
    (出演者というより事務所やマネージャーなど取り巻き)
    TV取材に慣れていなかったり、
    まして取材されることに舞い上がっていたりすると、
    色々起きるんですよ、本番中とかにね。
     
     
     
    話しが[ミラーレス一眼]の[電子シャッター]から
    だいぶ飛躍してしまいました・・・。ゴメンナサイ!
     
     
    そして冒頭のようなシーンですが、そんな瞬間こそ、
    演者が最高の表情をしているんです。
     
    でも今までは条件反射的にシャッターを
    切りそうになるのをこらえていました。
     
    でもその後も[その瞬間の表情]が脳裏に残ります。
     
    “最高の瞬間だったなー”と・・・
     
    そのストレスから解放してくれたんです。
    [ミラーレス一眼]の[電子シャッター]がね。
     
    この“解放感”は、少なくともステージを撮る
    私にとってはとても大きなものです。
    我慢しなくてよくなりましたからね。
     
     
    こちらが我慢している瞬間に、
    「カシャッ」とシャッター切った音がすると、
    本当に腹が立つんです。
     
    まあそれがフリーのカメラマンだった場合には、
    何度かそれがあると、いつの間にか
    現場では見掛けなくなりますね。
     
    そんな神経では呼ばれなくなりますから。
     
    写真の[技術]や[腕]以前の、
    デリカシーの問題ですからね。
     
     
    これは鉄道の運行を妨げる[撮り鉄]も、
    立ち入り禁止の花壇にズカズカ入っていく
    自称カメラマンも同じですね。
     
     
    私はかねがね、
    ライブやコンサートや舞台の会場には
    カメラマンなんて居ないのが一番良い・・・と
    言ってきました。
     
    演者・演出の妨げになってはならないのは勿論ですが、
    入場料を払って来場している観客の邪魔になるのも
    [ありえない]ことだと思っています。
     
     
    そんな私にとっては、
    [ミラーレス一眼]の[電子シャッター]での
    無音撮影はとても強い味方です。
    ストレス解消ツールのひとつです(笑)
     
     
    これも何度か話しましたが、
    [音]が消せた今、欲しいものはヒトツ!
     
     
     
     透明マント
     
     
    最新情報やブログには書けない話はこちらで!
     
     
    芦澤来斗


    ライブ写真やコンサート写真撮影の第2ステップ

    20030517-101033-BF9B0357_w
     
    前にライブ写真の撮影を始めるきっかけについて話しました。
     
    バンドをやっていたり、
    ピアノやヴァイオリンを演奏している友人に、
    ライブやリサイタルの撮影を頼まれたのが最初だった
    というケースが多いと思います。
     
    その初めの一歩でそれなりに撮れると、
     
     「ありがとう! 次回も是非お願いしますね。」
     
    となって、数か月後とか翌年にまた頼まれて撮影する・・・
    というながれ。
     
    あなたにバンドをやっている友人が多ければ、
    ライブ撮影の機会はもう少し増えるかもしれません。
     
    また撮影した友人からの紹介で、
    新たな撮影機会を得ることもあるでしょう。
     
     
    最初のうちは殆どボランティアでの撮影だったのが、
    もしかしたら「お礼」として少しばかりの撮影代を
    受け取るようになっているかもしれません。
     
     
     
    そうして何度か経験していくうちにその面白さに目覚めて、
    もっとライブやコンサートの写真撮影をやりたい!
    と思っていませんか?
     
    近所の小さなライブハウスやギャラリーでだけでなく、
    もっと大きなホールでのコンサートの撮影にも
    チャレンジしてみたいとか・・・。
     
     
    ただここで問題なのは、
    街中でのスナップや風景写真などと違って、
    ライブやコンサートの撮影は、
    思い立ったらカメラを持って出かければ撮れる
    という訳にはいかない・・・ということ。
     
    そもそもの撮影チャンスが限定されますよね?
     
    友人や知り合いが
    ライブやリサイタルを開催しなければ撮れませんからね。
     
     
    撮りたいけど機会がない。
     
    ここで止まっていませんか?
     
     
    ライブ写真やコンサート写真の撮影に
    積極的に取り組むカメラマンが少ない要因のひとつは
    そこにあるのかもしれません。
     
     撮りたくても撮る機会がない・・・
     
    これって結構なストレスですよね。
     
     
    知人のヴァイオリニストが
    アマチュアの楽団に属していたり、
    友人のダンサーが大勢が所属するサークルに
    入っている場合などは、
    そこから派生して撮影依頼がくるでしょう。
     
    その場合は撮影機会は多少は増えると思います。
     
     
    ただしその場合でも、
    横の広がりは望めますが縦の展開は中々難しい
    というのが実情です。
     
     
    どういう事かというと、
    アマチュアの演者の広がりはあくまでアマチュア・・・
    という事なんです。
     
    アマチュア楽団のあるパートの団員さんが
    自主公演を開催する・・・。
     
    友人のバンドが対バン組んで大きなライブハウスで演奏する。
     
    ダンスサークルの中の数名が、
    自分達の独自の創作ダンスを発表する。
     
     
    「撮影の経験を積む」という意味では、
    それらのチャンスも積極的に引き受けなければいけません。
    大切な「場数」です。
     
     
    ただしここでいう広がりとは、
    あくまで横の広がりなんですね。
     
    撮影対象があくまでアマチュアなんです。
     
    場合によってはその中に指導者の「プロ」がいて、
    それが縁で・・・ということは考えられますけどね。
     
     
    このアマチュア対象の横の広がりを踏み台にして、
    いかに縦の展開、「プロの現場」に入っていくかというのが
    次のステップになります。
     
     
    前に話しましたが、
    撮影対象が「アマチュア」か「プロ」かで、
    極端に言うと求められるものが違うんです。
     
    プロを相手にする場合には、
    「発表会写真」ではダメなんです。
     
    キレイにソツなく撮れているだけでは、
    次の指名はもらえません。
     
     
    ここをどう乗り越えていくか・・・
    このハードルをどうやって飛び越えるか・・・
     
    これはケースによって、
    あなたを取り巻く状況によっても変わるので、
    「これが正解」ということはありません。
     
     
    ただし、最低限の要素・・・ポイントはありますし、
    そこに近づくための取り組み方というのはあります。
     
     
    その辺りのノウハウは私のケースをもとに、
    パターンごとにメールでお伝えしてゆきます。
     
    ライブ撮影 被写体がプロかアマかで違うのです!
     
    お遊びのライブ撮影ならそれでいいけどね(笑)
     
    ライブコンサート撮影に取り組むには?
     
     
    最新情報やブログには書けない話はこちらで!
     
     
    芦澤来斗


    「ライブ写真撮影 はじめの一歩」

    20040522-210833-BF9B1778_w
     
    友人からの連絡
     
    「〇〇君さ、いいカメラ持ってるでしょ?
     今度のXX日に僕らのバンドのライブやるんだけど、
     写真撮ってくれないかな~?」
     
    こんな連絡をもらって撮影に行った。
     
    あなたが初めてのライブ写真撮影を経験した
    キッカケはこんな感じではなかったでしょうか?
     
     
    まず初めに言葉の定義をしておきます。
     
     ここで言う「ライブ」とは、
     ライブハウスと言われるキャパがMax100名程度の会場で、
     ロック系、ジャズ系、ポピュラー系の演奏会とします。
     (ライブコンサートの略で、慣習により厳密な定義ではない)
     
     
    上記のような連絡を友人から受けて張り切って行ったのが、
    あなたのライブ写真撮影の最初の経験・・・。
     
     
    カメラ・写真が好きで、
    中学・高校・大学と文化祭などでライブ写真を撮っていた・・・
    という猛者の人は別ですけどね。
    (そおいう人には別の記事でノウハウを提供しています)
     
     
    で、手持ちの機材はデジタル一眼レフかミラーレス一眼の
    ボディー1台と、キットレンズ1本・・・
    というパターンが多いのではないでしょうか?
     
    ちなみに私がそうでした(笑)
    当時はミラーレス一眼はありませんでしたので、
    デジタル一眼レフの中級機1台と
    標準ズームのキットレンズ1本でした。
     
     
    そして指定時間にライブハウスに向かいます。
    対バン形式の中の友人バンドを撮るというのが
    一番多いパターンですね。
     
     
    ライブハウスに到着して友人バンドの出演の順番を待つ間に、
    試し撮りなんかしながら、
     
    「シャッタースピードは・・・」
    「絞りは・・・」
    「ISO感度は・・・」
    「ドライブモードは・・・」
     
    という感じで何度も背面液晶を確認しながら
    準備したんではないでしょうか?
     
     「えっ! フルオートのまま撮った!?」
     
    それはそれは・・・オ ミ ゴ ト!(カメラがね(笑))
     
     
    いよいよ友人バンドの演奏が始まりました。
     
    あなたは陣取った客席から夢中でシャッターを切ります。
    あるいは客先の後方から立って撮っているのかもしれません。
     
    ずっと連写していて、
    周りのお客さんに睨まれたかもしれませんね(笑)。
     
    夢中でシャッターを切っているうちに、
    あっという間に友人バンドの演奏が終了。
     
     
    その後は背面液晶で撮った写真を
    一喜一憂しながら1枚ずつ確認。
     
     もっとこんな感じで撮れば良かった・・・
     
     こんなに明るくなかったんだけど・・・
     
     ピントが合ってない・・・
     
     これはなかなかイケてるな!
     
     友人ばっかり撮っちゃってる・・・
     
     ドラムはほとんど顔の上半分しか写ってない・・・
     
     ブレブレだ~
     
    おおよそこんな感じでしょうか?
     
    そして帰宅後にPCの画面で再度見てみて、
    カメラの液晶画面で見た印象との違いに驚く!
     
     
    私を含めてライブ写真撮影を行っている
    皆が通ってきた道です。
     
     
    今までは趣味で撮っていたので、
    失敗しても自分がガッカリするだけで済みました。
     
    でも頼まれての撮影となると、
    責任もありますしガッカリでは済みません。
     
    それでもバンドの各メンバーごとに最低1枚、
    バンド全体で1枚「これっ!」という写真があれば、
    あなたの初めてのライブ写真撮影は、
    まずは成功と言っていいと思います。
     
    それに、多分撮影料とかはもらわずに
    ボランティア撮影でしょうからね。いいんです!(笑)
     
     
    もし数枚の失敗を除いてあとは全部バッチリ!
    と思っているのであれば、
    自己満足か、自信過剰か、あるいは
    ライブ写真を分かっていないんだと思います。
    たぶん…。(違っていたらごめんなさい)
     
    初めてライブ写真撮影に行って、
    ほとんどボツがなかった・・・ということは
    あまり考えられません。
     
    もし本当にそうであれば、
    あなたはライブ写真撮影は初めてでも、
    他の被写体撮影の経験をかなり積んでいるのでしょう。
     
    冒頭にも言いましたが、
    そおいう人には別の記事で次のステップの
    ノウハウをお話ししています。
     
     
    通常であれば、そうですね・・・
    一流打者の打率を超えていれば
    相当良いほうではないでしょうか。
     
    打率3割くらい。
    100枚撮影して依頼者に渡せるのが30枚程度。
     
    それでガッカリして自信喪失する必要はありません!
     
    100枚撮って1枚も無いのは寂しいですが、
    10枚もあればまずは合格ですよ。
     
    そこから全て始まるんです。
    ライブ写真撮影というジャンルの入り口です。
     
     
    次回は今回の経験を生かして、
    今回感じた反省をもとに工夫すれば良いんです。
     
    望んでいたより明るく写っていて
    雰囲気がなくなっていたら露出をマイナス補正する。
     
    ブレてばかりなら、シャッタースピードを上げてみる。
    (その分のトレードオフでISOは上がるでしょうけど)
     
    ピンボケが多いようであればフォーカスエリアを
    工夫してみたり、迅速にフォーカスエリアを動かす
    練習をする。
     
    ドラムやキーボードがおでこしか映っていなければ、
    次回は少し早く行って撮影ポジションを探す。
     
     
    仮にフルオートで撮ったのであれば、
    気に入った写真、失敗した写真それぞれの
    撮影データー(Exifとか)を見て、
    シャッタースピード、絞り、ISOがどうなっているのか
    確認してみる。
     
     
    そのような経験をどれだけするか、
    撮った後の反省と学習をどれだけするか、
    それを次回にどう反映してトライしてみるか、
    撮影のチャンスをどうすれば増やせるか・・・
     
    その積み重ねしかないんです。
    自力でやっていくためにはね。
     
    でもそうやって経験で学んだ自分なりのテクニックや
    ノウハウは、必ず身に付くし財産になります。
     
    今はデジタルだから、Exif情報など撮影データーが
    1枚ごとに記録されているので、
    自習するにはとても便利です。
     
    フィルム時代は「メモ」していない限り、
    写真を撮った時の記録はありませんでしたからね。
     
     
    一緒に頑張りましょう!
     
    少しでも近道を行けるように手伝いますから!
     
     
    最後に、もし以下を意識していなかったとしたら、
    これだけは必ずチェックして次回のライブ写真撮影に
    臨んでください!
     
     オートフォーカスの補助光はオフになっているか?
     (演奏者に非常に迷惑です!)
     
     音は消しているか?
     (フォーカス合焦時のピッ音はもちろん、消せる音は全てオフ!)
     
     写すたびに液晶に画像が表示されるのをオフにしているか?
     (いちいち確認している暇はないはずだし観客の目障りです)
     えっ! ミラーレス一眼でなくミラーレスで
     ファインダーがない?
     
     困りましたね~ 液晶フード自作しますか!?
     
     
    ライブステージ・コンサート写真のデジカメ撮影 事始め
     
    お遊びのライブ撮影ならそれでいいけどね(笑)
     
    ライブ写真やコンサート写真撮影の第2ステップ
     
     
    最新情報やブログには書けない話はこちらで!
     
    芦澤来斗


    いざ! ライブステージ写真撮影に向かう!

    20091227-214741-_MG_8888_w-Canon EOS 5D
     
     
    頭の中で曲が鳴り、思わず口ずさむ・・・
     
     
    気付けば鼻歌で歌っている・・・
     
     
    歌詞もほとんど覚えている・・・
     
     
    特に気に入った曲を何度もリピートして聴く・・・
     
     
     
    今、あるグループのライブ撮影に向かっている途中。
     
     
    ここ数日、時間があればこのグループの音源を聴いていた。
     
    身体中に曲が沁みこんでいる。
    充満している状態だ。
     
     
    各曲の構成や流れ、聞きどころ、各楽器の見せ場・・・
    それをもとにした狙いどころもイメージが出来ている。
     
     
    事前に確認してある
    グループの入り時間に合わせて会場に入る。
     
    今日は50名程度のキャパの小さなライブハウスだ。
     
    着いてみるとメンバーはまだ到着していない。
     
    店のスタッフに挨拶し、
    チーフに大まかなスケジュールと
    予定しているステージセッティングを確認する。
     
    ステージ回りや客席内の動線やスペースも確認する。
     
     
    ホールものでは事前にセットリストや進行表を
    送ってもらうことが多いが、小さなライブハウスなどでは
    当日になってみないと分からないケースが多い。
     
    体制がしっかりしたバンドやグループでは、
    会場の大小にかかわらず事前にそれらの資料を用意して
    会場・音響・照明・撮影の各チーフに事前に送ってくる。
     
    そおいう現場はスムーズに進むし、
    急な現場対応の変更があっても各スタッフが的確に動ける。
     
    でも事前に何の情報のない現場が多いのも悲しい現実。
     
     
     「今日の進行とかセットの資料か情報はないんですか?」
     
     「何ももらってないんですよー」
     
     「待つしかないですね~」
     
    そんな話をスタッフとしているうちに、
    メンバーが徐々に到着し機材などの搬入が始まる。
     
    機材の搬入を手伝う。
     
     「ウワッ! このスタケ重っ!!」
      ※「スタケ」とはドラムなどのシンバルスタンド等が
        まとめて入っているケースです(笑)
     
     「ベーアンはセンター?」
     
     「腰がヤヴァイ~(汗)」
     
     
    一通りのセッティングが終わると
    早々にサウンドチェックが始まる。
     
     
    ここでいつも感じるのは、
    事前資料の件もそうだけど、
    経験・場数を積んだバンドやグループというのは、
    やはり「ツボ」を心得ていて、
    スタッフへの支持も的確だという事。
     
    一番分かりやすいのはPAさんとのやり取り。
     
    できるバンドやグループは自分達の音を分かっていて、
    そもそもPAを通す以前の状態でバランスや音質も含めて
     
    「音が出来ている」
     
    んです。
     
    あとはそれを会場に合わせて
    的確に増幅して微調整するだけなので早い。
     
     
    これが駄目バンドだと、
    そもそも自分達の音もバランスも出来ていないのに、
    それをPAにどうにかさせようと無茶な要求をする。
     
    もちろんPAさんも仕事だから嫌な顔せずに対応するけど、
    まわりのスタッフや店の人達は心の中で同情してる。
     
    ここで要らない?時間を消費すると、
    実はスタッフのテンションはかなり下がっている。
     
    そのバンドのお里が知れる・・・(古!?)・・・というか・・・
     
    怖いですね(笑)
     
     
     
    その間に私は照明を確認、場合によっては調整する。
     
    スタッフの少ない箱では、
    音響も照明もマスターが1人で行う場合も多い。
     
    「音」に時間を取られると、
    どうしても「明り」は後回しになりがち・・・。
     
     
    撮影班にとっては「明り」が大切なので、
    マスターが大変そうな場合は声を掛ける。
     
     「明りの調整、こちらでやらせてもらっていいですか?」
     
     
    脚立に登ってライトの向きなどを調整する。
     
     
    ここでの必需品・・・
     
    わかりますか?
     
     
     
    答えは「軍手」
     
    素手で触ったらヤケドします!
     
     
    それも普通の白い綿の軍手ではなくて合成皮やゴムの軍手。
    刺さらない・熱くない・すべらない物がお勧め。
     
     
    ライブカメラマンの必需品の一つ!
    搬入・搬出の手伝いの時にも役立ちます。
     
    大きなホールなどでは下手に手を出すと怒られますが、
    小さな箱(ライブハウスやギャラリー)では必須。
     
     
     
    何とかサウンドチェックやセッティングが終わったら、
    メンバーは楽屋あるいは控室、控えスペースに移動。
     
    ここで曲順の確認や撮影に関して打合せしながら、
    メンバーの様子をさりげなく撮影。
     
     
    店のスタッフ・・・特にマスターあるいはチーフと、
    客席内の動線や移動に関して打合せ。
     
    場合によっては撮影場所確保のために、
    椅子やテーブルのレイアウトを相談の上変更する。
     
     
    あらためて本番に向けて撮影機材の確認と準備。
     
    バッテリーはOKか?
    メディアはOKか?
    レンズやセンサーにゴミや汚れはないか?
    ストラップが外れないか?
    携帯やキーホルダーなど音のするものを身体に付けていないか?
    トイレは行ったか・・・(笑)
     
     
    これで事前準備完了。
     
     
    そして客入れ~本番~撤収と流れてゆ・・・。
     
     
     
    開場前の待ち行列や入り口前の当日ポスターや立て看板、
    開演前の客席の様子なども撮っておくといいですね。
     
     
     
    サウンドチェックの場面でも言いましたが、
    音楽物である以上音は大切です。
     
    写真には音は写らないハズなので
    関係ないように思うかもしれませんが、
    「音」がスムーズに決まると現場がスムーズに進み、
    スタッフも気分よく仕事ができるんです。
     
    それが出演者にも伝わり、最終的に客席に伝播します。
     
    開場が良い空気に満たされると、写真にもそれは現れます。
     
     
    出演者と現場スタッフのコミュニケーションが
    スムーズにいっていない現場は、
    不思議とそれが場の空気に反映します。
    そして写真にも・・・。
     
     
    出演される側にも意識してほしいですね。
     
     
    もしあなたが初めてのバンドの撮影に行った際に、
    それ以降も積極的に関係を築くべきかどうかの判断材料として、
    下記の点もチェックしてみるといいと思います。
     
     
    *時間にルーズでないか
    *テキパキと動いているか
    *スタッフに対して礼儀正しいか
    *楽屋の使い方はキレイか
     
     
    実はそんな基本的な所に、
    バンドの真の実力が現われます。
     
    メジャーな演者ほど、上記の点はしっかりしています。
    たとえステージの上では乱暴で破天荒に見えるバンドでも・・・。
     
     
     
    さあ、そろそろ本番が始まります。
     
    盛り上がっていきましょう!!
     
     
    最新情報やブログには書けない話はこちらで!
     
     
    芦澤来斗


    Profile
    人気記事
    カテゴリー

    ページの先頭へ