ライブステージ・コンサート写真のデジカメ撮影 事始め

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ライブやコンサートの写真を最初に撮るキッカケは、
もちろん人それぞれですが、
ほぼ下記のパターンに当てはまるのではないでしょうか?
 
 
1.バンドやダンス、芝居をやっている友人から
  撮影を頼まれる
 
2.ピアノやヴァイオリンを習っている友人・知人・親族に
  発表会やリサイタルの撮影を頼まれる
 
3.無料のイベントやライブへ行って撮る
 
 
おそらくデジタル一眼レフかミラーレス一眼を持っていて
趣味で写真を撮っているか、
お気に入りのミラーレスカメラかコンデジを常に持ち歩いていて、
日常生活をスナップしている人でしょう。
 
 
共通しているのはそれなりのカメラを持っていて、
自他ともにカメラあるいは写真が好きという認識がある・・・
という人ではないでしょうか?
 
写真を撮る必要がある場合は彼に頼もう・・・
と回りから思われている人・・・という感じですね。
 
まさかスマホしか持っていない友人に、
わざわざ「撮って」とは頼まないでしょうからね。
 
 
3のケースの人は、頼まれなくても自分から
積極的に撮りに行くでしょう。
 
 
 
この手の人はライブやコンサートに限らず、
身内や知り合いのイベント・・・例えばパーティー、発表会、
同窓会、旅行、飲み会に冠婚葬祭・・・etcでは、
写真係を頼まれるか、自ら進んで引き受けるでしょうね。
・・・たぶん・・・
 
 
 
そのようなカメラ好き・写真好きと言われる人達の中で、
ライブステージ写真撮影にハマっていくのは、
1のケースがキッカケだった人が多いようです。
少なくとも私の回りはそうです。
 
1の変形パターンとしては、
ライブハウスなどでアルバイトをしていて興味を持った・・・
というケースもあります。
 
 
2のパターンの人は、
毎年一回とか頼まれれば引き受けるのですが、
それ以上にこのジャンルの撮影にハマるということは
あまりないようです。
 
 
3のケースは、
もしかすると一番写真撮影が好きな人なのかもしれませんが、
特にライブステージ撮影に入れ込むわけではなく、
スナップから花などのネイチャー、風景のように幅広く撮影を
楽しむ人が多いように感じます。
 
 
 
ここで感じるのは、
1ないし1の変形パターンの人に共通するのは、
自分も「演じる側」の経験がある人が圧倒的だということです。
 
 
自分もギターを弾いていた(弾いている)・・・、
学生時代にバンドをやっていた・・・、
演劇部に所属していた・・・、
ダンスを習っている・・・、
 
 
これはホールやライブハウスのスタッフにも言えることです。
 
みんな音楽やダンスや演劇など何らかの経験者か、
経験はなくてもすごく好きな人達なんですね。
 
逆に、そうだからその手の仕事をしているとも言えますが・・・。
 
 
ライブステージフォトグラファーというのも、
同じようなことが言えるような気がします。
 
 
一般的な意味で言う写真撮影の中でも
どちらかというとマイナーなジャンルと言えるかもしれない
ライブステージ・コンサート撮影を
メインの対象に選ぶ動機としては、
やはりその世界への思い入れがありそうですね。
 
私がモロにそうなので、
余計にそう感じるのかもしれませんが・・・。
 
 
 
やはりどのジャンルであっても、
思い入れがあるジャンルに一番力が入りますよね。
 
服飾に興味があれば、
ファッション系の撮影に向かうでしょうし・・・。
 
 
 
もちろん一般的なフリーランスのカメラマンは、
来る仕事は基本的にすべて請ける(ハズ!?)なので、
一つのジャンルだけ・・・という訳にはいかないのが実情ですが、
やはり好き・得意というのはあります。
 
 
ですのでその意味では、
私のこのBlogを興味を持って読んでくれているあなたは、
きっと音楽、ダンス、演劇などがとても好きか、
実際に経験しているんではないですか?
 
 
そういう人と交流したいし、
ライブステージ写真を撮るための力になりたいと思っています。
 
最新カメラの評論が大好きな人達ではなくね・・・(笑)
 
 
「ライブ写真撮影 はじめの一歩」
 
ライブ写真やコンサート写真撮影の第2ステップ
 
お遊びのライブ撮影ならそれでいいけどね(笑)
 
 
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芦澤来斗


ミラーレス一眼カメラの電子シャッターで無音撮影

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正直、本意ではないんですよ。
 
機材系の話は・・・。
 
 
NIKON云々・・・
 
CANON云々・・・
 
フルサイズが・・・
 
APS-Cが・・・
 
デジタル一眼レフにミラーレス一眼・・・
 
 
その手の情報は星の数ほどネットに溢れていますからね・・・。
 
 
 
私が伝えたいのはカメラの話ではなく、
ライブステージを撮影するための実践ノウハウなんです。
 
その手の欲しい情報なくて本当に苦労したので・・・。
 
 
 
でも「写真」より「カメラ」を愛する?人口が圧倒的に多いので、
ネットを含めてどうしてもカメラ・・・それもボディーの
話に興味を持つ人が圧倒的に多いんですよね。
 
レンズの話ならまだマシですが・・・。
 
 
 
まあ、業界としても新製品が売れないと商売にならない訳で、
メーカーのスポンサー料で成り立っているカメラ雑誌で
取り上げられる新製品紹介記事では美辞麗句があふれて、
新製品の購買意欲を掻き立てている訳なんですが・・・。
 
 
 
フィルム時代と違ってデジタルになってからは、
カメラも耐久消費財になってしまい、フラッグシップの
ボディーを買っても2~3年で二束三文。
 
 
世知辛いですね。
 
 
 
いったいどれだけの人数が
本当に「写真」を撮っているのか・・・。
 
 
プリントもせずに、雑誌の製品レポートのまねをして
モニターの等倍でアラを探して喜んでいたり・・・。
 
新製品をいち早く手に入れて、
「開封の儀」から始まる自己満足と優越感の数々・・・。
 
 
もったいないですね。
 
 
 
そこにもってきて、
デジタル一眼レフの終焉を視野に入れながらの、
老舗メーカーの延命広報宣伝。
 
 
 
そんな情報ばかりなので、
本当に知りたい撮影ノウハウはほとんどなかったし、
そのためにどれだけ遠回りした事か。
 
 
 
 
いかんいかん、いきなり愚痴ってしまいました。
ごめんなさい。
(撮影後の打上から帰っていまこれを書いているので、
 正直少々アルコールが入っています(笑))
 
 
私のこのBlogでも、どうしてもカメラの話のほうが
圧倒的に反応が多いのでちょっと悲しいんですけどね。
 
 
 
タイトルにあるように、ミラーレス一眼に実装され始めた、
電子シャッターでの無音撮影についての話をしようと
思っていたのでした(笑)
 
 
電子シャッターでの無音撮影については、
いままでに何度かお話ししました。
 
電子シャッターによる無音撮影で、レコーディングも怖くない!?
 
騒音・静音・ぼく無音! ライブステージ撮影での電子シャッター
 
 
 
ライブステージ撮影ではこれは本当に助かる武器なのですが、
これですべてOKという訳にはいかないんです。
 
 
 
一つ目は
 
「撮った手応えのなさ」
 
です。
 
これは言ってみれば撮れる写真には関係ないとも言えるのですが、
「気分が乗ってこない」んですね、撮っていて。
 
ライブステージ撮影では百害あって一利なしの
「シャッター音」ですが、通常の撮影ではこれが意外に
撮影のリズムを作るのに必要だったりします。
「気分がのる」というのでしょうか・・・。
 
 
これは多分、撮影歴の長い人ほど感じるんだと思います。
 
いくらM型ライカのシャッター音が小さいといっても、
無音では気が抜けると思います。
 
 
使い始めた当初は、
 
「あれっ?! 本当に撮れてるの??」
 
と不安になりました。
 
初心者のように何度も背面液晶で確認しましたよ(笑)
 
でもこれは慣れるしかありません。
その代償としての恩恵が大きいですからね。
 
 
 
二つ目は
 
「ローリング現象」
 
です。
 
これは例えば早い動きを撮った時に「ゆがむ」現象です。
 
例えば、ドラムのスティック、和太鼓のバチ・・・。
 
グンニャリ・・・になります。
シナっているとかいうレベルでなくね。
 
携帯やスマホで早く動くものを撮って
経験したことがある人も多いと思います。
 
 
その現象の詳細や原因に関してはここでは話しませんので、
もし知りたければネットで検索してみて下さい。
 
「電子シャッター ゆがみ」
で検索すれば色々出てきます。
 
 
 
で、ライブステージ写真撮影では
「無音」で撮れるのはいいのですが、
撮る対象によってはこのユガミに注意しないとなりません。
 
 
シャッター音が気にならない場面でドラムや太鼓を撮る場合は、
瞬時に電子シャッターからメカニカルシャッターに戻して
撮影します。
 
それが無理な場合は、通常それらを狙うシャッタースピードより
あえて遅く設定し、腕やスティック・バチの動きを生かして
躍動感をとらえる表現に切り替えます。
 
それでも通常のスローシャッターとは違った、
ちょっと違和感のあるブレになりますが・・・。
 
 
初めてミラーレス一眼の電子シャッターで和太鼓を撮った時には
「アリャー!!」でした。
 
幸いリハーサルで事前確認できたので
本番では対処できましたけどね。
 
 
こればかりは私もまだ「生かして撮る」術を色々模索中です。
 
 
また新たな発見があったらメルマガでお伝えしますね。
 
 
今日は前置き(愚痴(笑))が長くなってしまってゴメンナサイ!
 
 
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芦澤来斗


騒音・静音・ぼく無音! ライブステージ撮影での電子シャッター

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一瞬の静寂・・・
 
その瞬間・・・響く音
 
カシャッ!
 
感じる視線・・・
 
流れる冷汗・・・
 
 
小編成のクラシック系のコンサート写真撮影、
邦楽系の写真撮影、アカペラや各種バラード曲・・・、
BGMのない舞踏や芝居・・・etc
 
 
危険ですね!
 
 
タイミングに注意して、
静かなパートではシャッターを切らずに耐えていたのに・・・
 
ついファインダーの中の演者の表情に誘い込まれて
シャッターを切った直前に音が止まる・・・
 
 
 「響かすぞ! 指は急に止まれない!!」
 
 
そんな一瞬の静寂の瞬間に限って、
いい表情をしていたりするんですよね・・・演者が。
 
そこでシャッターを切れないストレス!!
 
 
 
そのために色々苦労してきました。
 
 
以前はメーカー純正の保温・防音ケースと称して、
カメラボディーにピッタリと合う合革製のボディースーツが
用意されている機種もありました。
 
それでも完全な静寂の瞬間にはシャッターは切れませんでした。
 
 
大判カメラ用の「冠布」などを細工して被ったり・・・
(暑かったな~)
 
 余談)「冠布」わかりますか?(笑)
    昔の写真撮影のシーンなどでカメラマンが
    スッポリと頭から被っている黒いマントのような布です
 
 
 
仲間内でもみんな苦労・工夫してましたねー。
 
 
奥さんに頼んで縫ってもらった自家製の消音ケース・・・
 
ペリカンケースを利用した、まるで水中用?!のような
ごっついケースを作った猛者とか・・・
 
しかもそれを手持ちで撮影してました(驚!)
 
 
涙ぐましい努力をしていたのです。
 
 
 
ところが静音性が高まるのに反比例して、
操作性は低下するんですね。
 
客席の最後尾で三脚に固定した状態であれば、
少々大げさなことになっても目立ちませんし、
多少シャッター音が漏れてもまだ許されました。
 
 
これが客席中や客席脇の通路となるとお手上げです。
シャッターをこらえるしかありませんでした。
 
 
 
一般の撮影であれば「シャッター音」は快感!です。
 
 
「シャッター音」が撮影にリズムを与えてくれたり、
撮った! という手応えを感じさせてくれますよね。
 
 
でもそれがアダになるのがライブステージ撮影なんですね。
 
 
 
そもそもライブコンサートや舞台の会場では、
カメラマンは邪魔!!以外の何物でもない存在です。
 
居ないにこしたことないんですよ。
(これを自覚していないカメラマンが多いので困ります)
 
存在を消す!? ライブステージフォトグラファー
 
 
 
そんな永年の悩みから解放される日がついに到来しました!!
 
 
それが「電子シャッター」による「無音撮影」です。
 
 
コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)では、
以前からシャッター音を消すことが可能でした。
これが「電子シャッター」です。
 
 
それがいよいよプロの現場でも使えるようになってきました。
 
 
「ミラーレス一眼カメラ」の「電子シャッター」です。
 
 
 
「デジタル一眼レフ」カメラで
「静音モード」を備えたカメラもあります。
 
しかしこれも通常のシャッター音よりは「マシ」というレベルで、
状況によってはそれで充分な現場もあるのですが、
「無音」ではありません。
 
 
「ミラーレス一眼」の「電子シャッター」は完全「無音」です。
 
 
まだまだその機能を実装した機種が限られていたり、
周辺機器の充実度も含めて「これで決まり!」とまでは
残念ながらいきませんが、多少の不便を我慢しても使う価値の
あるところにまでなりつつあります。
 
 
電子シャッターによる無音撮影で、レコーディングも怖くない!?
 
 
 
「無音」を必要とするライブステージ撮影などでは
「ミラーレス一眼」、それ以外の現場では「デジタル一眼レフ」
というのが現状での理想の装備でしょう。
 
現在の「デジタル一眼レフ」の装備に追加して、
「ミラーレス一眼」もフル装備そろえられればいいのですが、
それ相応の予算が必要です。
 
 
勇気をもって「デジタル一眼レフ」一式を処分し、
「ミラーレス一眼」に全面的に乗り換える・・・
 
 
 清水の舞台から飛び降り! ですね(笑)
 
 
このあたりは各自の主となる撮影対象の必要度に応じての
判断しかないでしょうね。
 
「撮り鉄」にとっては全く関係のない話でしょうし・・・(笑)
 
 
潤沢な予算があれば悩まずに済みますけど・・・。
 
これからカメラ一式をそろえようと考えている
若いカメラマンにとっては非常に悩ましい状況と言えそうです。
特にライブステージフォトグラファーを目指すのであれば。
 
 
その辺りの判断基準などはまた具体的にお伝えします。
 
 
 
「電子シャッター」の「無音」の恩恵を書いてきましたが、
残念ながら良いことばかりではありません。
 
「ローリングの歪み問題」もあるし、
何より慣れないと「撮った実感」が得られないことです。
 
シャッター音がないのでなんだか「スカ」なんですよ。
手応えがないんですね。
 
 
そのあたりはまた改めて。
 
 
ライブステージ撮影においては
恩恵の方がはるかに大きいですからね。
 
 
 
カメラの「無音」が実現したので、
私が昔から欲しかった「ツール」はあと一つとなりました。
 
 
 
   「透明マント」
 
 
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芦澤来斗


リハーサル・ゲネプロで決まる!? ライブステージ撮影

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汗をかく(不潔!!)
 
カメラをぶつける(ショック!!)
 
頭を打つ(痛!!)
 
つまづく(冷汗!!)
 
どこか擦りむく(血が!!)
 
のぼる・降りる(足つる!!)
 
 
 
ライブステージフォトグラファーの実態(笑)
 
肉体労働ですね。
 
 
あまり馴染みの無い会場では特に危険(笑)
 
 
この危険がいっぱいの状況は、
特にリハーサルやゲネプロで起こります。
 
もちろん本番中でも起こることはあるのですが、
リハーサル・ゲネプロの比ではありません。
 
 
本題の前に、
「リハーサル」?? 「ゲネプロ」??
というのであれば、まずこちらを参考に。
 
これを知らないと、撮影現場で素人扱い!? 「舞台用語」
 
 
音楽業界と舞台関係、
それぞれの現場スタッフの習慣によっても
使われ方は一様ではありませんが、
私の場合、通常は以下のように解釈しています。
 
 
「リハーサル(英語)」
 
 進行・音響・照明などを確認しつつ、
 場当たりも含めて確認・お稽古の要素が強い。
 
 曲ごとなどの切れ目で止めて各種確認を行う。
 問題があればその時点で舞台監督や演出家が止める。
 
 
「ゲネプロ(ゲネラールプローベ、ドイツ語)」
 
 音響・照明・衣装・進行などすべて本番同様に行われる。
 余程のことがなければ途中でストップしない。
 
 
 
さてここからが本題です。
 
ある程度の規模のコンサートならそこそこの規模の
ホールで行われて、舞台監督・演出家もいるでしょう。
 
照明・音響・舞台・道具さん達のセッティングが
ほぼ形になり落ち着いた段階で、
「場当り」から始まり、
「リハーサル」~「ゲネプロ」~本番へと流れていきます。
 
 
その間に、カメラマンも含めた裏方スタッフにとっては
最も重要??な「シーメ(メシ=食事)」も入りますが(笑)
 
 余談)このケータリングや弁当の「質」によって、
    現場スタッフの士気はかなり変わります。
    これ本当の話(笑)
 
    この辺の裏話はBlogではあまり話せないので、
    メルマガで・・・
 
 
そしてライブステージフォトグラファーとしては、
そのリハーサルやゲネプロの時間がとても重要になります。
 
本番撮影に向けての「アングル確認」、「タイミング確認」、
「照明確認」、「画角確認」・・・などは当然ですが、
それと同等に大切なのは、
 
「本番では撮れない写真を撮る」
 
ということなのです。
 
 
 
リハーサルでは、
出演者は本番衣装を着ていないことがほとんどですし、
女性出演者はメイクも完了していません。
 
そのかわりオフステージ的な表情を狙えます。
 
バンマスとピアノ前で楽譜を見ながら
イントロの確認をしていたり、舞台監督とタイミングや
立ち位置の確認をしていたり・・・。
 
演出家と舞台監督が舞台装置の確認をしていたり・・・。
 
 
ドキュメンタリー的な写真を撮ることができます。
 
 
ただしシビアーな現場では、本番メイクを終えてない
女性アーティストにカメラを向けるのは
「ご法度!」の現場もありますけどね。
 
 
また、このタイミングでは衣装や演出が本番通りではないので、
撮ること以外に舞台周りの撮影ポイントの確認に動き回れます。
 
ここで冒頭の「事故!?」が多発するのです(笑)
 
ステージ裏を下手~上手に行ったり来たり!
 
舞台裏から奈落へ走る!
 
舞台袖から螺旋階段で照明用のキャットウォークへ駈け上がる!
 
投光室へ行く!
 
シーリングライトやフロントライトまで登る!
 
 
ホールとは、一歩ステージを離れると
「暗い」「狭い」「道具・装置が山積み」
「頭上・足元・背後には金属パイプ類やケーブル類」
の世界です。
 
「危険がいっぱい!」
 
「ヘルメット欲しい!」
 
なんです。
 
 
私も駆け出し当初、初めてのホールで何度か
「目から火花!」「星が見えた!」を経験しました(涙)
 
気付いたら手に切り傷や擦り傷・・・
なんていうことは日常茶飯事です。
 
 
カメラもハンドリングのためにケースなどは付けず裸なので、
ボディーも傷付きます。
 
そんなこと気にしている猶予はありません。
我々にとってはカメラは嗜好品ではなく道具です。
 
レンズだけは前玉保護のために
フードを常時付けています。
 
 
私は基本的に撮影時は全身黒服ですが(カラスルック!)、
気付いたらホコリで真っ白!!なんていうこともあります。
 
はらっても落ちないと思ったら「汗で潮吹いてる!」
(クジラルック!?)ということもしばしば・・・(笑)
 
 
でもその分だけ報われるんです。
 
意外な絶景ポイントやアングルを発見できるんです。
 
 
 
それを踏まえて、
「ゲネプロ」では本番では撮れない写真を撮る訳です。
 
舞台監督に了解を得られれば、
基本的にはステージ上や舞台袖から撮ります。
 
演者の背後から客席に向かって
「ピンスポ」の逆光を生かして・・・よく使う手です。
 
 
タンコブや擦り傷・切り傷の代償として、
 
「芦澤さん、これどこから撮ったんですか??」
 
なんて驚かれたり喜ばれると報われるわけです。
 
 
本番は客席後方の操作ブース(通称金魚鉢)の中から
ガラス越し・・・なんていうこともあります。
 
そんな場合は、本番で撮れる写真はしれてます。
はっきり言ってしまえば・・・。
誰が撮っても極端な違いはありません。
 
ですからそんな現場ではリハーサル・ゲネプロの時間が
特に勝負になるわけです。
 
 
 
もちろんホール関係スタッフの了解を得たうえで、
いろいろ動いてみてください。
 
新しい発見があるでしょうし、
自分だけの「秘密の撮影ポジション」を発見できると思います。
 
 
ただしくれぐれも「怪我には注意!!」です。
 
 
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芦澤来斗


ライブステージフォトグラファーはカッコいい!?

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超満員の観客
 
スモークの中をレーザー光線や
ムービングライトの光が飛び交うステージ
 
汗が飛び散るミュージシャン
 
ステージ狭しと動き回るボーカリスト
 
響き渡るギターサウンド
 
 
 
そんな熱気の中で大きく重そうなカメラを
いくつも肩に掛けてステージに迫る。
 
客席の後方に立てたデカイ複数の三脚の上に
望遠鏡のような長くて大きいレンズを
いくつも並べて撮っている。
 
 
 
ライブステージフォトグラファーと聞いて
思い浮かべるのはそんな姿でしょうか。
 
 
確かにそのような現場もあります。
 
 
狭い意味でのロック・ポップス系の音楽限定で、
ホールコンサートだけ専門に撮影する
ライブステージフォトグラファーならば、
多分いつもそのようなスタンスで撮影するでしょう。
 
 
でも…個人的にはそのようなフォトグラファーを知らないし、
もし存在するとしてもごく一部でしょうね。
 
 
 
写真撮影といっても様々なジャンルがあるのと同じように、
ライブステージ写真といってもその対象は千差万別です。
 
 
音楽といっても、ヘビメタから演歌・・・クラシック・・・
 
芝居といっても、オペラから演劇・・・歌舞伎・・・
 
ダンスに落語に寄席に講演会・・・野外イベント・・・
 
広い意味では、子供のバレエやピアノの発表会・・・学校行事・・・
 
キリがありません。
 
 
会場にしてもドーム・・・大ホール・・・公民館・・・ライブハウス・・・
野外・・・ホテル・・・路上から街中ゲリラ(笑)まで、
これまた屋内・屋外、大小さまざまですよね。
 
 
 
何が言いたいかというと、
一言でライブステージ写真といっても
そのバリエーションはすごく広いということです。
 
 
言葉を変えれば、
 
「何かを演じている人の姿」
 
それを撮影するのが
 
ライブステージフォトグラファー・・・
 
そう言えるかもしれません。
 
 
ライブ写真撮影、コンサート写真撮影、ステージ写真撮影、
舞台写真撮影、ダンス写真撮影、バレエ写真撮影、
イベント写真撮影・・・
 
その意味でどれも言い方が違うだけで同じですね。
 
 
 
そして、ライブステージフォトグラファーを名乗るからには、
それらに対応する必要があるわけです。
 
 
もちろん最初から全てに対応するのは無理です。
 
手持ちの機材で撮影できる適応範囲も限られるし、
それぞれのジャンルの「お作法」も
最低限押さえるべき、「撮るべき写真」も
最初は分かりませんからね。
 
 
 
でもそう聞くとすぐに
 
「今持っているカメラとレンズだと・・・ここまでかな~」
 
とすぐに思いがちです。
手持ちの機材のことが気になる訳です。
 
気持ちはわかります。
私も最初はそうでしたから(笑)
 
 
もちろんそれはそうなのですが、
極端に言えば、いざとなればカメラやレンズは借りれます。
友人から、レンタル機材ショップから、
カメラメーカーのサービスステーションから・・・。
 
 
 
では逆に、
 
「最新のフルサイズデジタル一眼レフのボディー2台と、
 大三元レンズ+サンニッパを貸すので、○○ホールに行って、
 □□音楽祭を撮って来てください」
 
 
そう依頼された場合、クライアントに満足してもらえる、
あるいはクライアントの想定している以上の画像を
提供できますか?
 
当日のスケジュールや舞台の進行は把握してますか?
 
舞台セットやレイアウト図は確認してますか?
 
各出演者の特徴やウリを知っていますか?
 
○○ホールの搬入口は知ってますか?
関係者としての入場許可はもらってますか?
 
○○ホール内の動線はわかっていますか?
 
等々・・・
 
 
実は持参する撮影機材と同じかそれ以上に、
これらの要素が重要なんです。
 
最高の機材を持って行っても、
入場許可がなければ入ることすらできませんからね(笑)
 
 
 
あるいは自分の身体の一部になっていない
使い慣れないフラッグシップ・フルサイズデジタル一眼レフで、
まごまごしている余地はありません・・・本番中は。
 
それより使い慣れた中級機でのほうが、
多分「この一瞬」をモノにできる可能性ははるかに高いでしょう。
 
 
画質的に最高ではなくても、
クライアントの想定している、多分予想しているであろう
「こんな感じの写真」の上をいく、
 
「おー! これ凄いですね~ いいショットですね!!」
 
という写真と、
 
 
画質は最高で、
「う~ん・・・なんだか・・・まあこんなもんですかね」
 
という写真・・・。
 
 
次の機会にも撮影依頼がくるのはどちらか?
 
もう明白ですよね。
 
 
もちろん
そのどちらも満たしていれば文句なしだし、
一つの現場でどれだけそれをクライアントに提供できるかが
我々の仕事であり勝負でもある訳ですが・・・。
 
 
 
世間にはカメラやレンズ、
機材などに関するBlogは溢れていますよね。
 
意味のない写真を撮って、
モニターでの等倍表示で重箱のすみをつつくように
あら探しするのが趣味のカメラマン?も多いですし・・・。
 
それってカメラマンでなく評論家? でもないし・・・(笑)
 
 
最新機種をいち早く入手して、
「開封の儀」から始まってテスト撮影と称して
結局は「買った」自慢でしかないBlog・・・。
 
 
 
「何で撮ったか」
 
の情報は玉石混交、巷に溢れかえっています。
 
でも本当に大事な
 
「何をどう撮ったか」
 
の話は悲しい程に少ないですね。
 
 
 
気持ちはわかります。
 
私も機材は大好きだしそれに走っていた時期もあります。
 
ハッセル、ジナー4×5、コンタックス645・・・
 
いろいろ買いました(笑)
 
ライブステージ以外にも、
建築や「物」まで撮っていましたから…。
今でも若干は撮りますけどね。
 
 
その時期の最新・最高のカメラボディー2台と、
大三元、サンニッパなど一通りのレンズをそろえて
撮影に向かっていました。
 
そうして、
何度冷や汗をかいたことか・・・、
舞台監督に怒られたか・・・、
外してはいけないタイミングを逃したか・・・。
 
早めに会場に行って、
最高のポジションをキープして三脚を立てておいたのに、
しばらく外して戻ったらベテランのビデオカメラマンに
その三脚をどかされていたり・・・
 
 
そんなこぼれ話は書ききれないほどです。
 
 
 
私がここで、あまり具体的にカメラボディーや
レンズの話を出さないのはそのためです。
 
その辺りの情報は、何も私がここで語らなくても
検索すればいくらでもありますからね。
 
 
それよりも、イメージ的に華やかに感じるかもしれない、
ライブステージフォトグラファーとは何か、
何が必要なのか・・・
 
私が駆け出しの頃に、
どこにも情報がないために自己流で現場に向かい、
怒られながら学んだこと、
冷や汗をかきながら覚えたこと、
工夫して報われたこと・・・
 
それを、同じ世界を目指すあなたに
伝えていければと思っているんです。
 
 
ライブステージ・コンサート写真のデジカメ撮影 事始め
 
「ライブ写真撮影 はじめの一歩」
 
ライブ・コンサート・舞台撮影の快感!
 
 
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芦澤来斗


ライブステージ・舞台写真撮影のキモ(バレエ・ダンス編)

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ステージ : うす暗い!
 
照 明 : 目まぐるしく変わる!
 
出演者 : 黒っぽい衣装で大勢!
 
動 き : 早い!
 
 
 
カメラマン泣かせのダンスの舞台。
 
 
ジャズダンス系などでよくあるシチュエーションです。
 
 
デジタル一眼レフの黎明期、
まだ高感度特性が今ほどではなかった頃は、
この手の撮影は苦労しました。
 
ISO感度もせいぜい800、仕方なく1600を使うという状態。
 
ギリギリの露出でRAWで撮影し、
撮影後にPCで露出を持ち上げるなど後処理を
しなければなりませんでした。
 
 
 
その点、最近のデジタル一眼レフやミラーレス一眼は
高感度性能が目覚ましく向上し、
ISO3200や場合によっては6400でも
実用に耐えるようになってきました。
 
 
 
 
バレエの場合は、
逆に舞台の照明は明るめで一定の演目が一般的です。
(もちろん、そうでない凝った照明の演目もありますが)
 
露出に関してはバレエ写真は
ジャズダンスやヒップホップ系などのダンス写真より
対応しやすいですね。
 
 
 
バレエ写真でもジャズダンス写真でも、
ダンス系の撮影では
 
「区切りとなる拍子」
 
でのキメポーズを逃さないのが基本となります。
 
もちろん演目や曲によっては
そうはいかないダンスもあります。
 
創作系のダンスや、そもそも音楽がないとか・・・。
 
 
しかし一般的な音楽に合わせて踊るダンス系の撮影の基本は
まずは「区切りとなる拍子」を押さえることから始まります。
 
 
イチ・ニッ・サン・シッ・ゴー・ロク・シチ・ハチ
ニー・ニッ・サン・シッ・ゴー・ロク・シチ・ハチ
 
 
例えば上のような拍子の曲であれば、
「ハチ」の拍子がキメポーズになるケースが一般的です。
 
 
まずはその拍子でのキメポーズをとらえます。
 
そうは言っても全員が綺麗にそろってなかったりしますが・・・(涙)
 
 
意図的に動きを表現する場合を除いては、
基本的に確実に動きを止めてキメの瞬間を撮影します。
 
 
大人数で一斉に踊るシーンなどでは、
本番で全景だけを撮るだけでは発表会写真になってしまうので、
フィニッシュや曲の途中で全員が綺麗なキメポーズを取る
見せ場の瞬間をメインに撮影し、それ以外のシーンでは
望遠で数人ずつのパートごとに撮るのも手ですね。

念のために本番同様に行われるゲネプロで、
ステージ上や舞台袖から、後列側や上手側・下手側の
両サイドさど、正面からでは撮りにくいダンサーを
事前に撮影しておければ完璧です。
 
目立ちにくいポジションのダンサーも確実に撮っておく・・・。
 
思いやりですね。
 
 
 
メインのダンサーやソロでの踊りをとらえる場合は、
確実に動きを止め、指先・足先まで収めるのが基本です。
 
 
特にそのダンサーの特徴や得意な技・ポーズがある場合は、
それを逃してはNGです。
 
それを事前に知っておくのが前提ですが・・・。
 
レッスンの見学に行くなりリハーサルでチェックするなり、
事前にチェックしておくことが大切です。
 
 
顔馴染みになれば、前もって演目の主題や見どころを
教えてもらえますし、リハーサルやゲネプロでそれを
テスト撮影しながら確認できます。
 
 
大きな公演などでは、
舞台監督や照明さんとの事前確認も大切になります。
 
 
キメポーズの瞬間に照明が同期して変わる!
そんな瞬間があることをを知らずに取り損なったら、
ゴメンナサイでは済みませんからね。
 
 
やはりダンス写真やバレエ写真の撮影においても、
事前準備やリハーサル・ゲネプロでのチェックが大切です。
 
ステージ撮影・ライブ撮影では、リハーサル・ゲネプロが勝負!?
 
 
 
あと注意が必要なポイントとしては、
衣装を美しく見せるために露出には細心の神経を!
ということでしょうか。
 
 
 
例えばバレエの白い衣装が露出オーバー気味で
真っ白くノッペリと飛んでしまったり、
赤い衣装が色飽和でベッタリ質感がなくなってしまったり・・・。
 
 
動きを追うことに気を取られすぎて気が回らない場合に、
ありがちなミスです。
 
 
その辺りのチェックもリハーサルやゲネプロで忘れずに!
 
 
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芦澤来斗


ライブコンサート写真撮影のキモ(ロック・ポップス編)

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ロックやJazz、ポップス系のライブ写真撮影では、
いかにその場の空気感・熱気・ノリを捉えるかが勝負です。
 
激しい音楽ならその熱、癒し系ならその清涼感・・・。
 
 
 
シャッター音など「音」に関しては、
クラシック系ほど気を使わなくてもすみますね。
 
ライブコンサート写真撮影のキモ(クラシック編)
 
そうは言ってもやはりバラードなど静かな楽曲では
シャッター音を響かせるのはご法度です。
 
 
 
デジタル一眼レフで撮影する場合は、
撮りたくてもシャッターが切れないシーンというのがあります。
 
全曲ギンギンの激しい曲ばかりなら
安心していつでもシャッターが切れますけどね。
 
 
その点ではミラーレス一眼であれば、
電子シャッターの無音撮影が可能なので、
シーンを選ばずにシャッターを切ることができます。
 
 
 
ロック系のライブ写真撮影では、
それほど神経質にならずに曲間でポジション移動ができます。
観客がスタンディングであればなおさら動きやすいでしょう。
 
ただし、あくまでもお客様の視界の邪魔にならないことが
前提なのは当然ですが・・・。
 
 
場合によってはステージ前ににじり寄ったりもいいでしょう。
 
超広角レンズのパースを効かせて、
ミュージシャンの足元から狙うというのも
よく行われる撮影方法です。
 
 
場合によっては、演奏中のミュージシャンとカメラマンが
コンタクトすることで、演出効果を高める場合もあります。
 
ライブ映像でもよくありますよね?
ミュージシャンがカメラに向かってくるシーンが。
 
 
そんな瞬間を近接で捉えるのも面白いですね。
 
 
 
私は演出の一環で
演奏中に舞台に引き上げられたこともあります!
 
 
曲の演奏中、舞台の上で意図的に目立つように
動き回って撮影しました。
 
ボーカルににじり寄ったり、
ギタリストを足元から見上げて撮ったり、
ドラマーの後ろからノーファインダーで俯瞰で撮ったり・・・。
 
曲終わりでボーカルから紹介されて、
観客に向かって拳を振り上げてステージを降りました(笑)。
 
場を盛り上げる演出効果としてこんなこともあり得ます。
 
 
そのあたりは、出演者との信頼関係や場数がものをいいますね。
 
 
 
同じバンドとの付き合いが長くなると、
そのバンドのファンの人達とも顔馴染みになります。
 
開演前や終演後に声を掛けられることもよくありますよ。
 
「芦澤さ~ん! またお会いしましたね!」
 
 
バンドとそのファンも含めた、
ある種のファミリーの一員として認知されると、
余計な神経を使わずに済むのでスムーズに撮影が行えます。
 
 
楽屋にも自由に出入りして、
出演前の様子なども撮れるようになると、
メンバーとの気心も知れて普段なかなか見れない表情を
ものに出来たりもします。
 
 
 
そのように出演者との距離を縮めるためには、
ただ撮影するだけではダメです。
 
打上などに呼ばれたら積極的に参加するのはもちろんですが、
例えば機材の搬入や搬出に手を貸したり、
セッティングを手伝いながら撮影ポジションや照明を
お互いに確認したりといった共同作業が大切です。
 
 
実はそんな地道な行いの積み重ねが
撮影チャンスを広げたりあらたな出会いの
きっかけになったりするのです。
 
 
 
本番だけ顔を出して、
自己満足の撮影をしてさっさと帰る・・・。
 
それではいつまでたってもチャンスは広がらないし、
他の撮影機会を紹介していただいたりはありません。
 
 
もちろん良い写真を撮ることが前提とはなりますが、
それと同等か、もしかしたらそれ以上に、
そんな地道な気配りや積極的な行動がとても大切なのです。
 
 
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芦澤来斗


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