ニコン(Nikon)のデジタル一眼レフのセンサー

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先日、パナソニックの事業再編のニュースで、
デジタルカメラのセンサーの話をしました。
 
パナソニック、再リストラ デジカメなど6事業
 
そこでカメラメーカーと撮像素子(センサー)の製造会社とは
同じでないという話をしましたが、
ちょうどニコンのセンサーに関しての情報がありました。
 
 
「Nikon Rumors」によると、
ニコンのデジタル一眼レフのセンサーの製造は
下記の通りだそうです。
 
「TechInsights(以前はChipworks)」では
ニコンD5とD500のセンサーが下記のソニー製となっている。
 
D500のセンサー:ソニーIMX321 CMOS
D5のセンサー:東芝(ソニー)T4K54 CMOS
 

The Nikon D5 and D500 sensors are both made by Sony


 
 
またその他のニコンのデジタル一眼レフのセンサーは
次の通りだそうです。
 
 D40: 6 MP CCD Sony
 D40x: 10 MP CCD Sony
 D50: 6 MP CCD Sony
 D60: 10 MP CCD Sony
 D70: 6 MP CCD Sony
 D80: 10 MP CCD Sony
 D90: 12 MP CMOS Sony
 D7000: 16 MP CMOS Sony
 D7100: 24 MP CMOS Toshiba
 D7200: 24 MP CMOS Toshiba
 D3000: 10 MP CCD Sony
 D3100: 14 MP CMOS Nikon
 D3200: 24 MP CMOS Nikon
 D3300: 24 MP CMOS Sony
 D5000: 12 MP CMOS Sony
 D5100: 16 MP CMOS Sony
 D5200: 24 MP CMOS Toshiba
 D5300: 24 MP CMOS Sony
 D5500: 24 MP CMOS Sony
 D100: 6 MP CCD Sony
 D200: 10 MP CCD Sony
 D300: 12 MP CMOS Sony
 D600: 24 MP CMOS Sony
 D610: 24 MP CMOS Sony
 D750: 24 MP CMOS Sony
 D700: 12 MP CMOS Nikon
 Df: 16 MP CMOS Nikon
 D800/D800E: 36 MP CMOS Sony
 D810/D810A: 36 MP CMOS Sony
 D1: 2.7 MP Sony
 D1h: 2.7 MP Sony
 D1x: 5.47 MP Sony
 D2h: 4 MP LBCAST Nikon
 D2x: 12 MP CMOS Sony (Nikon設計)
 D3: 12 MP CMOS Nikon
 D3s: 12 MP CMOS Nikon
 D3x: 24 MP CMOS Sony
 D4: 16 MP CMOS Nikon
 D4s: 16 MP CMOS Nikon
 

List of all Nikon DSLR cameras and their sensor manufacturer/designer


 
 
Nikon製となっているものは、
ニコンは実際の製造設備は持っていないはずなので、
設計はニコンで製造は外部委託と思われます。
(製造会社は不明)
 
東芝製となっている物に関しても、
東芝のセンサー製造設備はソニーに売却されているので、
ソニー製と言うべきなのかもしれません。
 
今後、東芝独自設計のセンサーが引き続き製造されるのか、
ソニー設計だけになるのかは現状では不明です。
 
 
今回はニコンのデジタル一眼レフだけの情報ですが、
これにコンパクト系もあるわけで、
先日話したように、
メーカー相互の相関関係は非常に入り組んでいます。
 
まあどのカメラのセンサーがどこ製であっても
いいじゃないか・・・とも言えるんですけど、
センサーが調達できなければデジタルカメラの開発はできませんので、
センサーメーカーの動向が、
カメラメーカーに何らかの影響を及ぼすことは考えられます。
 
私もこの手の話にはあまり関心がないほうなんですが、
半導体やエレクトロニクス関連企業の動きが
連日のように報道されると、
やはり少し気にはなってしまいます。
 
その意味では、
センサーを自社生産できるキャノン、ソニー、パナソニックは
有利と言えるのかもしれません。
(これも今後どうなるか分かりませんけど・・・)
 
もちろんカメラはセンサーだけで語れるものではないので、
それなら上記3社のカメラが良い!
と一筋縄ではいきません。
 
 
この手の業界裏話は、
実際にはどうでもいいことだし、
知らなければ知らないでどうということはないけれど、
自分が使っているカメラメーカーのことを知っておくのも、
今後の新機種の動向や買い替えを考える場合に、
頭の片隅に入れておいて損はないかと思います。
 
 
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芦澤来斗


オリンパスとフジフイルムのミラーレス一眼

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レンズ交換式のデジタル一眼カメラには
「デジタル一眼レフ」と「ミラーレス一眼」があり、
トレンドとしては「ミラーレス一眼」に
主流が移ってゆく・・・という話は何度かしました。
 
 
その「ミラーレス一眼」カメラにほぼ特化して
開発資源をつぎ込んでいるメーカーは、
オリンパス(OLYMPUS)
フジフイルム(FUJIFILM)
パナソニック(Panasonic)
です。
 
ニコン(NIKON)
キヤノン(Canon)
ソニー(SONY)
ペンタックス(RICOH)
などのメーカーは、
「デジタル一眼レフ」がメインか、
あるいは現状では両立状態で
まだ軸足を移しきれていないと言えるでしょう。
 
 
ある意味でフィルム時代からの「一眼レフ」の
レンズ資産を持たないか弱かったメーカーが、
その弱点が逆に功を奏して、
新たなトレンドに本腰で向かいやすかったと言えますね。
 
FUJIFILMがフルサイズ一眼を作らない理由
 
 
先日話したセンサー(撮像素子)から言うと、
オリンパスとパナソニックは、
パナソニック製の「マイクロフォーサーズ(4/3型Live MOS)」、
フジフイルムは自社設計、製造は他社委託の
「APS-C(X-Trans CMOS)」です。
 
パナソニック、再リストラ デジカメなど6事業
 
 
ライブステージ撮影の現場でも、
「デジタル一眼レフ」に混ざって
オリンパスやフジフイルムの「ミラーレス一眼」を
目にする機会も増えてきた気がします。
 
編集者などの取材現場ではパナソニックも見かけますが、
撮影の現場となると、ほとんどがニコンやキャノンの
「デジタル一眼レフ」がメインですが、
オリンパスとフジフイルムの「ミラーレス一眼」を
使うカメラマンも見かけるようになってきています。
 
 
オリンパスとフジフイルムは
「ミラーレス一眼」に注力していますので、
最新技術が盛り込まれた魅力的なモデルが
出てきています。
 
どちらも個性的で
カメラ好きを魅了するカメラです。
 
どちらを選択するかは、
もう使う人の好みと目的によるとしか言えません。
 
 
カメラ本体の機能はもちろんですが、
ストロボやサードパーティーの製品など、
周辺機器類の充実が待たれるところです。
 
まだまだニコンやキャノンでは使えるのに、
その他のメーカーはサポートしていない
サードパーティー製品が多いですからね。
 
この辺りが今後の「ミラーレス一眼」カメラの
普及速度のキーのひとつになると思います。
 
 
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芦澤来斗


パナソニック、再リストラ デジカメなど6事業

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日本経済新聞にパナソニックの事業再編のニュースが
掲載されました。(3月25日)
 
以下抜粋です。
------------------------------------------------------------
2018年3月期に液晶パネルの生産ラインや
半導体事業会社の株式の売却を検討するほか、
今春にはデジタルカメラなど3つの事業部を解体して
人員を減らす。

デジタルカメラや電話交換機、光ディスクを手掛ける
3つの事業部は解体する。
ほかの事業部の傘下に移管して人員も減らし、
事業規模を縮小する。
------------------------------------------------------------
 
デジタルカメラの事業から撤退するわけではありませんが、
製品のラインナップや今後の製品リリースに
何らかの影響が出てくる懸念はありますね。
 
 
私はカメラに関してはパナソニック製品には縁がないのですが、
この手の発表で気になるのは「撮像素子(センサー)」です。
(ここではデジタルカメラ用のセンサーに限定)
 
デジタルカメラのメーカーが
センサーも自社で賄っていれば話は簡単ですが、
そうではないのでややこしいんですね。
 
多分自社で全て賄っているのは
シグマのフォビオン(Foveon)センサーだけではないかと
思われます。
ただこれも傘下のFoveon社が設計はしていますが、
実際の製造は別会社です。
 
フォーサーズ、マイクロフォーサーズのセンサーは
パナソニックのみが設計・製造しています。
 
 
設計・製造まで含めると、
キャノンとソニーのデジタル一眼レフや
ミラーレス一眼のセンサーだけは内製でしょう。
 
しかしキャノンやソニーも、
それ以外のコンデジ等に関しては分かりません。
 
センサーの主要メーカーである
ソニー、東芝、サムスン、コダックなどと、
各カメラメーカーが複雑に入り組んでいます。
(東芝の今後の動向も非常に気がかりです)
 
カメラメーカー≒センサー設計≒センサー製造
なんです。
 
しかも例えばA社というカメラメーカーでも、
主力のデジタル一眼レフのセンサーは自社製であっても、
それ以外の機種は、モデルによってセンサーの供給元が
それぞれ違ったりするので相関図は非常に複雑です。
 
また各社ともそのセンサーがどこ製かは公表しませんので、
推測の域を出ないんですね。
 
ですので、センサーの製造企業の合併や事業売却・買収などが、
カメラメーカーにも非常に大きな影響を与えます。
 
世界の半導体事業の情勢が激しく動いている今の状況では、
カメラメーカーも大変ですよね。
 
フィルム時代はコダックでもフジでもアグファでも
使うフィルムの企画が統一されていたので、
カメラメーカーはフィルムメーカーとは関係なく
カメラを独自に開発・製造できました。
 
今は「撮像素子(センサー)」がカメラの心臓部となり、
それを他社に依存する構図となってしまったので、
一筋縄ではいかない非常に難しい状況です。
 
 
ですから、今回のパナソニックや
最近の東芝のニュースを目にすると、
カメラ業界の動向が気になってしまいます。
 
 
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芦澤来斗


GFXで「35mmフルサイズ」より「中判フォーマット」かも!?

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とうとう登場しましたね!
富士フイルム(FUJIFILM)の「GFXシステム」
 
FUJIFILM GFX
 
「APS-Cサイズ」で「Xシリーズ」を拡充してきた同社が、
「35mmフルサイズ」を飛び越えて「中判フォーマット」を
リリースしてきました。
(前から噂はありましたけど)
 
 
以前に「フルサイズ」や「APS-C」に関して書いた時に、
同社の見解を紹介しました。
 
「FUJIFILMがフルサイズ一眼を作らない理由」
 
 
ハッセルブラッド(HASSELBLAD)が「X1D」を
同時期にリリースしたこともあり、
にわかに「中判フォーマット」が
盛り上がりの気配を見せてきました。
 
Hasselblad X1D
 
 
今までデジタル「中判フォーマット」は、
一般ユーザーが「デジタル一眼レフ」と同じように使うには、
価格と大きさ・重さ的にかなりハードルが高く、
スタジオ撮影など一部の特殊用途に限られていました。
 
しかし富士フイルム「GFXシステム」と
ハッセルブラッド「X1D」という「ミラーレス中判」という
新たなジャンルのカメラの登場によって、
「中判フォーマット」という選択肢が、
視野に入ってきました。(それでも高価ですけどね)
 
 
さし当たって「GFXシステム」は、町の商業写真館や
より高画質を必要とする風景写真家などから
普及が始まると思われますが、
予想を大幅に上回るオーダーが入っているようですので、
思いもしない「ミラーレス中判」という新たなトレンドが
急速に起きるかもしれません。
 
これを迎え撃つ「デジタル一眼レフ」主要メーカーの
反応も楽しみです。
 
その裏には、
カメラメーカー≠センサー(撮像素子)製造会社
という大人の事情もありますからね。
(その辺りはまた後日にでも)
 
 
でも何度か話してきましたが、
何がなんでも「フルサイズ」だったものが
いつかは「中判フォーマット」・・・になる訳ではありません。
 
あくまでも目的やニーズとのバランスですからね。
 
さし当たって私のケースを考えると、
数十名規模の集合写真を撮る場合に使ってみたい・・・
という気がしています。
 
年に数回ですが、オーケストラや合唱団の宣材用の
全員写真などを撮ることがあるので・・・。
 
 
でも価格はひとまず置いておいて(笑)、
画質とサイズ感には非常にそそられるのは事実です。
 
 
「フルサイズ」か「APS-C」か!? 「フルサイズ」神話
 
デジタル一眼レフ フラッグシップ機への憧れ
 
いよいよ「デジタル一眼レフ VS ミラーレス一眼」が本格化!?
 
デジタル一眼レフかミラーレス一眼か・・・それが問題だ!?  
 
「デジタル一眼レフ」の終焉?!
 
 
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芦澤来斗


「フルサイズ」か「APS-C」か!? 「フルサイズ」神話

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「やっぱりフルサイズがいい!」

 

「もうフルサイズは必要ない!」

 

「APS-Cが最強!」

 

「フォーサーズ、マイクロフォーサーズで十分」

 

 

などなど・・・。

デジタル一眼に関しては、
その撮像素子(センサー)の大きさがしばしば話題になります。

 

どれも一理あって、はっきり言えば

 

「目的によって違う」

 

としか言いようがありません。

 

 

元々のフィルムが35mm(135フィルム)で、
長年そのサイズが広く流通してきたために、
ある種の「デファクトスタンダード」であった名残とも言えます。

 

実際には「6×6」、「4×5」、「8×10」など、
フィルム時代にもブローニーフィルムをはじめ様々な
フォーマットがありましたが、
一般的に広く普及したのが35mmフィルムであっただけです。

 

これについては、かの「Leitz社のLeica」の貢献が大ですね。
その辺はいくらでも詳しいサイトがあるのでここでは触れません。

 

 

ですので、慣習的に一眼レフ用の交換レンズの焦点距離も
35mmでの使用を前提に表記されてきたのです。

 

 

で、この35mmのフィルムと同じサイズの撮像素子のことを
「フルサイズ」と呼ぶわけです。

 

デジカメの黎明期は、まだ半導体素子の製造技術とコストが
追いつかず、「フルサイズ」の撮像素子を持ったデジタル一眼は
一般には出回りませんでした。

 

その代わりに先行して普及したのが「APS-C」規格の撮像素子を
載せたデジタル一眼でした。

 

 

撮像素子のサイズが「フルサイズ」より小さいため、
35mm用のレンズの焦点表記が実際と異なることになります。

 

一概に「APS-C」と言っても、
メーカーによって撮像素子のサイズが微妙に違いますが、
おおよそ1.5倍から1.6倍換算になります。

 

例)

 

35mm換算  35mmレンズ -> APS-C換算 52.5mm~56mm

 

35mm換算  50mmレンズ -> APS-C換算 75mm~80mm

 

35mm換算 200mmレンズ -> APS-C換算 300mm~320mm

 

 

 

これを見て何か気付きましたか?

 

そう、全体に焦点距離が長いほうにシフトするのです!

 

 

ということは、望遠レンズでの撮影に関しては、
「フルサイズ」より「APS-C」の方が有利ということです。

 

「200mm」のレンズが「300mm強」のレンズとして使えます。

 

 

 

逆に広角は不利になりますよね?

 

35mm換算 17mmレンズ -> APS-C換算 25.5mm~27.2mm

 

ですので、私のようにステージ写真や舞台写真を撮るには、
「APS-C」サイズは利点となるのです。

 

「スポーツ写真」や「動物写真」などでも有利ですよね。

 

逆に「建築写真」など広角が必須な撮影では、

「APS-C」は不利になります。

 

 

このように「フルサイズ」と「APS-C」には、
それぞれメリットとデメリット・・・というより
別々の利点があるのです。

 

 

ちまたには「フルサイズ神話」のように、

 

「フルサイズの方が綺麗」とか、

 

「フルサイズの方が高感度に強い」

 

「フルサイズが最強!」

 

「フルサイズが高級!」

 

などとの声がありますが、まあほとんど「神話」です(笑)

 

もちろん、センサーのサイズが大きい方が「高感度」に強いのは
事実でしたが、現在では一概にそうとも言えなくなっています。

 

 

 

上記の「高感度」以外にも「ボケ」など、

細かいことを言えば違いは色々あるのですが、

それはまた別にお伝えします。

 

 

実際の撮影現場においてはセンサーのサイズは、

 

「良い」or「悪い」

 

ではなく、
目的によって選択するのが正しい姿勢だと思います。

 

 

「関連記事」

 

デジタル一眼レフ フラッグシップ機への憧れ

 

「ミラーレスカメラ」と「デジタル一眼レフカメラ」

 

「ミラーレスカメラ」と「ミラーレス一眼カメラ」

 

「デジタル一眼レフ」と「ミラーレス一眼」の違い

 

 

 

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