「フルサイズ」や「APS-C」ではないフォーマットとは?

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「フォーマット」と聞くと、
 
「フルサイズ」
「APS-C」
「1intch」
 
など、センサー(撮像素子)のサイズの話題が
多くなっている感じがします。
 
その手の話題は別の機会に何度か話していますしね。
 
 
今日は「フォーマット」とは言っても、
センサーの話ではなくて
写真の「カタチ」(縦横比率)の話です。
 
 
いま最も一般的なフォーマットは下記でしょう。
 
 4:3 => コンデジ、スマホ、中判
 3:2 => デジタル一眼レフ、ミラーレス一眼
 
 
もちろん今はデジタルですから設定を変えることで、
様々なフォーマットで撮影できます。
 
インスタグラムは「1:1」の正方形が基本ですよね。
そのため正方形の写真は若い人達にもお馴染みになりました。
 
私には、「1:1」というより6×6(ロクロク)と言う方が
ピンと来るんですけどね(笑)。
 
 
あなたが「フィルム」と聞いて思い描くのは、
たぶん35mm判(135)というフィルムでしょう。
 
町の写真屋さんで普通に販売されているやつです。
(それもだいぶ見かけなくなってきましたけど)
 
元は映画用の35mm幅の長~いフィルムだったものを
写真用に流用したのが始まりです。
これに貢献したのがLeica(ライカ)なんです。
 
ライカの普及により、
36mm×24mmの「3:2」のフォーマットが広く定着しました。
ですから「ライカ判」とも呼ばれました。
 
ちなみに「135」という呼び名は、
35mmの映画用のフィルムを
写真用に短くしてカートリッジ式とした
コダック社が使った用語です。
 
この36mm×24mm(3:2)のサイズが
写真のデファクトスタンダードとなり、
現在の「フルサイズ」に継承されている訳ですね。
 
35mm判の1コマのサイズを
「フルサイズ」
と言っているんです。
 
 
ちなみにその他にも
「120」と言われるフィルムもあります。
通常は「ブローニーフィルム」と呼ばれるやつです。
 
これは60mm幅のフィルムで、
1コマの長さにより各種ありました。
 
6cm× 9cm判(ロクキュー、8枚撮り)
6cm×4.5cm判(ロクヨンゴ、16枚撮り)
6cm× 6cm判(ロクロク、12枚撮り)
6cm× 7cm判(ロクナナ、10枚撮り)
6cm× 8cm判(ロクハチ、9枚撮り)
6cm× 12cm判(ロクイチニー、6枚撮り)
6cm× 17cm判(ロクイチナナ、4枚撮り)
6cm× 24cm判(3枚撮り)
 
要するに一定の長さをどう使うかで、
サイズと撮れる枚数が決まった訳です。
 
倍の長さの「220」というフィルムもあります。
これだとそれぞれ上記の倍の枚数が撮れるわけです。
 
今でも根強い人気のハッセルブラッドや
ローライフレックスなどの正方形の写真は、
上記の6cm×6cm(ロクロク)です。
 
 
この他にも「シートフィルム」と呼ばれる、
フィルム1枚で写真1枚というのもあります。
これにも各種サイズがありますよ。
 
4inch×5inch判(シノゴ)
8inch×10inch判(エイトバイテン、通称バイテン)
 
あたりがメジャーでした。
 
35mmよりもより高画質を得るために、
大きなサイズのフィルムを使っていたんですね。
 
 
「私はバイテンで山岳写真を撮ってます。」
なんて聞くと、おースゴイ! なんて思ったわけです(笑)
 
 
 
フィルムの話を
こんなにするつもりではなかったんですが・・・。
 
 
要するにフィルム時代の写真のフォーマットは、
使用するフィルムとカメラで決まっていたんです。
 
少なくともフィルム1本を撮りきるまでは、
同じ形の写真しか撮れなかったんです。
 
最初は「3:2」で1枚撮って、
次のコマは「1:1」で、
その次はまた「3:2」で撮る・・・。
 
そんな芸当は考えられなかった訳なんです。
 
 
今はデジタルになったので、
1枚ずつ自由にフォーマットを変えられますよね?
 
あなたのカメラにも少なくとも
「3:2」「4:3」「1:1」「16:9」のどれか2つくらいは
あるのではないですか?
 
 
せっかくフォーマットを自由に変えられるんだから、
何も修行のように「3:2」に縛られる必要はなくて、
被写体によって、もっと自由に柔軟にフォーマットを
変えてみようよ!と勧めたいわけです。
 
 
フィルム時代は、
言ってみればSDカード1枚撮り終わるまでは、
フォーマットの変更はできなかったんです。
 
1枚ごとに変更できるんだから「使わにゃ損損!」でっせ。
 
だからといって、1枚ごとに悩みながらコロコロ変えるのも、
それはそれで・・・ですけどね(笑)。
 
 
フォーマットの話のつもりが、
なんだか懐かしいフィルム説明が
メインになってしまいました。
 
 
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芦澤来斗


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ソニーα9(アルファ9)発表でデジタル一眼レフの牙城が危ない!

alfa9

ついに来ましたね!?
 
ソニーα9
 
NIKON D5系、Canon 1DX系に正面から戦いを挑む
ミラーレス一眼が登場しました。
 
主戦場はスポーツ写真や野鳥などのネイチャー写真。
 
 
ソニーα9の革新的な点は下記です。
 
 1.ブラックアウトなしの高速連写
 
 2.ローリング歪みのない電子シャッター
 
デジタル一眼レフでは構造的に不可能な
ブラックアウトなしの連写がとうとう実現しました。
 
理屈から言うとミラーレス一眼では「ミラーレス」の名の通り、
ミラーによるブラックアウトは起こらないのですが、
電気的な処理速度の限界で実際にはブラックアウトが
生じていました。
 
 ついに、電子がメカを超えました!
 
高速連写の永年の課題であった「ブラックアウト」が、
言ってみれば過去のものとなりました。
 
 
そして「無音撮影」を実現する
電子シャッターの問題であった、
 
 「高速に動く被写体がゆがむローリング現象」
 
もなくなりました。
 
振っているバットやゴルフクラブがグニャリと
曲がって写る現象が起こらなくなった訳です。
 
正確には全く無になったわけではなく、
通常のフォーカルプレーンシャッターと同等になったと
言うのが正しいのですが、
メカシャッターで通常は問題にならなかったレベルに
なったという事です。
 
 
上記の2点が何をもたらすかというと、
極論すればメカニカルシャッターが不要になる!のです。
 
 
もちろん「シャッター音」は無ければよいと
言い切ることはできません。
 
以前にも「無音撮影」についてはお話ししましたが、
撮影のリズムや感触、手応えという部分で
音が鳴った方が良い点もあります。
 
α9もそのあたりは意識していて、
電子音での疑似シャッター音を設定できたり、
意図的に連写開始の最初だけ意図的にわざと
ブラックアウトを演出することもできるようです。
 
 
ただ、ライブコンサート写真の撮影や、
講演会、その他静粛を求められるシーンでは「無音撮影」は
今や必須となりつつあります。
 
今までは「仕方ない」で済んでいた「シャッター音」も、
今後は徐々に「鳴らしてはならない音」となるでしょう。
 
 
我々プロの現場では、
シャッターの耐久性というのも重要です。
メカである限り寿命がありますからね。
 
電子シャッターは稼働メカがありませんから、
耐久性とは無縁になります。
 
 
そのうち、
 
 「昔はシャッターを切るとブラックアウトという
  現象が起きたんだよ」
 
と若い人たちに語る日が来ますね(笑)
「ブラックアウト」が死後になるのはいつ頃でしょうね。
 
 
デジタル一眼レフでもそうですが、
現状ではスポーツ撮影系が主となる「連写」重視のカメラと、
風景写真や物撮りなどが主となる「解像度」重視のカメラの
二系列あるわけですが、
これも将来的には一本化されてゆくのでしょう。
 
 
「解像度」重視系は先日話したように、
フルサイズのデジタル一眼レフからミラーレス中判と
なってゆくと思われます。
 
ライブビューでじっくり撮るのであれば、
ファインダーは要らない訳ですしね。
 
GFXで「35mmフルサイズ」より「中判フォーマット」かも!?
 
 
現状のミラーレス一眼の唯一の課題であった、
「高速で動く被写体を連写で捉える」
というテーマも、ついに解決されつつあるようです。
 
 
オートフォーカスの正確性も、
構造的な観点から見ればミラーレス一眼に分がある訳で、
あとは電気的な処理速度がどこまで高まるか・・・、
スピード勝負を残すのみとなりました。
 
 
ミラーレス一眼やミラーレス中判に残された課題は、
システムとしての充実度と完成度、
耐久性・対候性やサポートも含めた信頼性と言えますね。
 
 
以前も話したように、
今度の東京オリンピックの頃には、
フィールドや競技会場のカメラマン席に、
デジタル一眼レフだけがずらっと並んでいる・・・
という今までの見慣れた光景とは違う
光景になっているのでしょう。
 
 
「デジタル一眼レフ」の終焉?!
 
デジタル一眼レフかミラーレス一眼か・・・それが問題だ!?
 
 
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GFXで「35mmフルサイズ」より「中判フォーマット」かも!?

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とうとう登場しましたね!
富士フイルム(FUJIFILM)の「GFXシステム」
 
FUJIFILM GFX
 
「APS-Cサイズ」で「Xシリーズ」を拡充してきた同社が、
「35mmフルサイズ」を飛び越えて「中判フォーマット」を
リリースしてきました。
(前から噂はありましたけど)
 
 
以前に「フルサイズ」や「APS-C」に関して書いた時に、
同社の見解を紹介しました。
 
「FUJIFILMがフルサイズ一眼を作らない理由」
 
 
ハッセルブラッド(HASSELBLAD)が「X1D」を
同時期にリリースしたこともあり、
にわかに「中判フォーマット」が
盛り上がりの気配を見せてきました。
 
Hasselblad X1D
 
 
今までデジタル「中判フォーマット」は、
一般ユーザーが「デジタル一眼レフ」と同じように使うには、
価格と大きさ・重さ的にかなりハードルが高く、
スタジオ撮影など一部の特殊用途に限られていました。
 
しかし富士フイルム「GFXシステム」と
ハッセルブラッド「X1D」という「ミラーレス中判」という
新たなジャンルのカメラの登場によって、
「中判フォーマット」という選択肢が、
視野に入ってきました。(それでも高価ですけどね)
 
 
さし当たって「GFXシステム」は、町の商業写真館や
より高画質を必要とする風景写真家などから
普及が始まると思われますが、
予想を大幅に上回るオーダーが入っているようですので、
思いもしない「ミラーレス中判」という新たなトレンドが
急速に起きるかもしれません。
 
これを迎え撃つ「デジタル一眼レフ」主要メーカーの
反応も楽しみです。
 
その裏には、
カメラメーカー≠センサー(撮像素子)製造会社
という大人の事情もありますからね。
(その辺りはまた後日にでも)
 
 
でも何度か話してきましたが、
何がなんでも「フルサイズ」だったものが
いつかは「中判フォーマット」・・・になる訳ではありません。
 
あくまでも目的やニーズとのバランスですからね。
 
さし当たって私のケースを考えると、
数十名規模の集合写真を撮る場合に使ってみたい・・・
という気がしています。
 
年に数回ですが、オーケストラや合唱団の宣材用の
全員写真などを撮ることがあるので・・・。
 
 
でも価格はひとまず置いておいて(笑)、
画質とサイズ感には非常にそそられるのは事実です。
 
 
「フルサイズ」か「APS-C」か!? 「フルサイズ」神話
 
デジタル一眼レフ フラッグシップ機への憧れ
 
いよいよ「デジタル一眼レフ VS ミラーレス一眼」が本格化!?
 
デジタル一眼レフかミラーレス一眼か・・・それが問題だ!?  
 
「デジタル一眼レフ」の終焉?!
 
 
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芦澤来斗


お遊びのライブ撮影ならそれでいいけどね(笑)

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こんにちは!
 
写真撮ってますか?
 
ライブやコンサートだけでなく
普段の生活の中でも目に映る物事を意識することで、
ボーッとしていたら気付かないものが見えてきますよ!
 
悩めるコンパクトカメラ(コンデジ)選び
 
カメラ、写真のある生活での3つのポイントとは!?
 
 
 
さて、今日は「ライブ撮影」に関して
少し気になったことがあったので・・・。
 
 
たまたまネットで「ライブ撮影」に関して色々なサイトを
見ていて感じたこと。
 
趣味の延長として、
たまに友人のライブ撮影を行っている程度の
カメラマン?の書いている内容がヒドイ!
 
結局、自分の持っているカメラの自慢にしかなっていない!
 
 
このような内容が殆どですね。
 
 
まあ、
その程度でお互い満足しているならそれでいいんですけど・・・。
 
撮られる側も友情撮影ありがとう!
という程度の感覚なんでしょうから・・・。
 
 
それはそれでいいんですけどね。
 
 
 
ただ、真剣にこれから「ライブ撮影」に取り組もうと
しているあなたが、そのような内容に振り回されて
無駄!?な出費と労力を使って遠回りしてしまうのが
心配になってしまいました(笑)
 
 
 
例をあげましょう。
 
 
ライブ撮影に向くカメラは、
高感度に強いフルサイズのデジタル一眼レフ!
 
ライブ撮影に向くレンズは「大三元レンズ」!
 
とにかく連写で撮りまくれ!
 
 
等々(笑)
思わずため息・・・でした。
 
 
 
フルサイズのデジタル一眼レフに関しては
これまでも何度かお話ししました。
 
デジタル一眼レフ フラッグシップ機への憧れ
 
「フルサイズ」か「APS-C」か!? 「フルサイズ」神話
 
 
決してフルサイズのデジタル一眼レフを
否定している訳ではないですよ!
 
ただライブ撮影ではボディー2台持ちが基本なので、
コストパフォーマンス・償却を考えた場合に
無理なく2台用意できるのかが疑問です。
 
 
 
「ライブ撮影」に向く「大三元レンズ」の件。
 
「大三元レンズ」とは、絞り値が「F2.8」で一定の
広角・標準・望遠の3本のズームレンズを称して言われます。
 
ズームしても絞り値が「F2.8」で変わらないレンズです。
 
「重い」「デカイ」「高い」
 
3拍子そろったレンズです。
 
 
ライブ撮影に向けてのレンズ選び(基礎編)
 
 
NIKONやCANONの「大三元レンズ」で検索すれば、
ぞろぞろ出てきます。
 
 
「大三元レンズ」と
フルサイズのデジタル一眼レフのボディー2台。
 
軽自動車一台分位でしょうかね・・・総額で。
 
 
「それくらいなら楽にそろえられます」
と言うのなら止めません! 羨ましいです(笑)
 
 
 
連写で撮りまくれ!
 
これを言っている素人カメラマンは、
殆どが友情撮影(笑)として、
いくつかのバンドが出演するライブの中の
友達のバンドが出演する15分とか20分のステージを
撮っている場合が殆どですね。
 
1時間とか2時間のステージをフルに連写で撮影していたら、
撮影後の画像選びで途方にくれると思いますからね(笑)
 
 
ギンギンのロック系なら
シャッター音は気にしなくても問題ないかもしれませんが、
そもそも「とにかく連写で数打て」的な撮影を続けていたら、
いつまでも「目」も「腕」も向上しませんよ(笑)
 
この手の素人さんに限って観客の邪魔になっていたり、
スタッフの作業の妨害になったりしてるんですよね(笑)
 
 
 
「ライブ撮影」はそんな甘い世界ではありません。
 
 
そもそもライブ撮影やコンサート撮影を
仕事として撮っているカメラマンで、
連写しまくっている人は居ませんから・・・。
 
 
 
でも悲しいかな、
アマチュアの世界での「ライブ撮影」の認識は、
撮る側も撮られる側もその程度であるのが現状です。
 
撮られる側の認識も、
ピアノの発表会や学芸会の写真の延長くらいの認識しか
ないケースが多いのが現状です、悲しいかな。
 
本物を撮られた経験が無いからですね・・・。
 
撮る側だけでなく撮られる側の「見る目」も
養っていかないといけないのかもしれません。
 
それは正直言って、
撮られる側の「本気度」と「演じる内容のレベル」に
比例しています。
 
 
 
「本気の緊張感あふれるプロのステージ」での場数が、
ライブ撮影のカメラマンを鍛えると言えるかもしれませんね。
 
 
ライブ撮影 被写体がプロかアマかで違うのです!
 
 
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芦澤来斗


いよいよ「デジタル一眼レフ VS ミラーレス一眼」が本格化!?

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最近、ミラーレス一眼の新機種発表が続いています。
 
特にC社がやっと本気?のミラーレス機を発表したことで、
ますます今後の動きから目が離せなくなってきました。
(と言ってもまだまだC社は出し惜しみ感はありますけど・・・(笑))
 
 
今までも何度か「デジタル一眼レフ」と「ミラーレス一眼」に
関しては書いてきました。
 
「ミラーレスカメラ」と「デジタル一眼レフカメラ」
 
「ミラーレスカメラ」と「ミラーレス一眼カメラ」
 
「デジタル一眼レフ」と「ミラーレス一眼」の違い
 
OVFかEVFか…ファインダーはやはりOVFが気持ちいい!けど・・・
 
 
 
一眼レフの老舗メーカーが、自社のジレンマを
どう克服するのか・・・
 
その間に、障害となるレンズ資産のないメーカーが
どこまで頑張るのか・・・
 
 
まだまだ目が離せないし、楽しみでもあります。
 
 
 
読んだ方も多いかもしれませんが、
Amazonにこんな記事があります。
 
FUJIFILM 上野隆さんに聞く、「FUJIFILMがフルサイズ一眼を作らない理由」
 
 
メーカー事情がよく分かりますね。
 
富士フイルムが「APS-C」の次は「フルサイズ」ではなく、
「ミディアムフォーマット」に取り組むのが、
ある意味象徴的と言えると思います。
 
以前にも書きましたが、
 
「EVF」より「OVF」の自然な見え方
 
まだ若干一眼レフ系が優位なAF速度
 
信頼性・耐久性(イメージの部分も大きいですが)
 
 
などなど、
まだ「デジタル一眼レフ」が生き延びるポイントは
ありますが、技術の進歩は日進月歩ですから、
その差は急速に埋まりつつあります。
 
そして「ミラーレス一眼」の優位性が認知されてくるにつれて、
その勢力図は急激に変わりつつあります。
 
 
一番大きな壁は「イメージ」「憧れ」かもしれません。
 
 
いつかは「クラウン」ではありませんが、
写真を趣味とする方々の
「デジタル一眼レフのフラッグシップ機」への憧れは
強いものがありますからね。
 
また報道系のように、
メーカーがフルサポートしている業界では、
老舗メーカーほど、現有資産(レンズ群)を
守らなければならないので、
「デジタル一眼レフ」に力を入れるでしょうし、
結果として、露出度がまだ維持されているので、
カメラに興味のある人はそれを見て、
 
「プロはデジタル一眼レフのフラッグシップ機」を使っている!」
 
というイメージが出来上がる訳ですね。
 
 
 
実際にはフリーカメラマンの間では、
徐々に「ミラーレス一眼」が広がっています。
 
全面的に乗り換えるケースはまだ少ないかもしれませんが、
TPOに合わせて「ミラーレス一眼」を使うケースは
確実に増えていますしこの流れは勢いを増しています。
 
 
「重厚長大」
 
「いつかはクラウン」
 
「大きいことはいいことだ!」
 
これらの言葉が死後になったように、
 
「デカイ」「重い」「高い」
 
カメラ・レンズが
「良い写真を撮るためには必要」
(ここで言う良い写真とは画質の事。
 写真として価値があるかは別の話です)
という構図は成り立たなくなりました。
 
 
その意味では、
選ぶ私達からすれば、目的によっての選択肢が増えて、
嬉しい状況になってきましたね。
 
 
写真にあまり詳しくないクライアントに
ハッタリを効かせる必要がある場合は、
デジタル一眼レフのフラッグシップ機が
良いでしょうけどね・・・(笑)
 
 
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芦澤来斗


「フルサイズ」か「APS-C」か!? 「フルサイズ」神話

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「やっぱりフルサイズがいい!」

 

「もうフルサイズは必要ない!」

 

「APS-Cが最強!」

 

「フォーサーズ、マイクロフォーサーズで十分」

 

 

などなど・・・。

デジタル一眼に関しては、
その撮像素子(センサー)の大きさがしばしば話題になります。

 

どれも一理あって、はっきり言えば

 

「目的によって違う」

 

としか言いようがありません。

 

 

元々のフィルムが35mm(135フィルム)で、
長年そのサイズが広く流通してきたために、
ある種の「デファクトスタンダード」であった名残とも言えます。

 

実際には「6×6」、「4×5」、「8×10」など、
フィルム時代にもブローニーフィルムをはじめ様々な
フォーマットがありましたが、
一般的に広く普及したのが35mmフィルムであっただけです。

 

これについては、かの「Leitz社のLeica」の貢献が大ですね。
その辺はいくらでも詳しいサイトがあるのでここでは触れません。

 

 

ですので、慣習的に一眼レフ用の交換レンズの焦点距離も
35mmでの使用を前提に表記されてきたのです。

 

 

で、この35mmのフィルムと同じサイズの撮像素子のことを
「フルサイズ」と呼ぶわけです。

 

デジカメの黎明期は、まだ半導体素子の製造技術とコストが
追いつかず、「フルサイズ」の撮像素子を持ったデジタル一眼は
一般には出回りませんでした。

 

その代わりに先行して普及したのが「APS-C」規格の撮像素子を
載せたデジタル一眼でした。

 

 

撮像素子のサイズが「フルサイズ」より小さいため、
35mm用のレンズの焦点表記が実際と異なることになります。

 

一概に「APS-C」と言っても、
メーカーによって撮像素子のサイズが微妙に違いますが、
おおよそ1.5倍から1.6倍換算になります。

 

例)

 

35mm換算  35mmレンズ -> APS-C換算 52.5mm~56mm

 

35mm換算  50mmレンズ -> APS-C換算 75mm~80mm

 

35mm換算 200mmレンズ -> APS-C換算 300mm~320mm

 

 

 

これを見て何か気付きましたか?

 

そう、全体に焦点距離が長いほうにシフトするのです!

 

 

ということは、望遠レンズでの撮影に関しては、
「フルサイズ」より「APS-C」の方が有利ということです。

 

「200mm」のレンズが「300mm強」のレンズとして使えます。

 

 

 

逆に広角は不利になりますよね?

 

35mm換算 17mmレンズ -> APS-C換算 25.5mm~27.2mm

 

ですので、私のようにステージ写真や舞台写真を撮るには、
「APS-C」サイズは利点となるのです。

 

「スポーツ写真」や「動物写真」などでも有利ですよね。

 

逆に「建築写真」など広角が必須な撮影では、

「APS-C」は不利になります。

 

 

このように「フルサイズ」と「APS-C」には、
それぞれメリットとデメリット・・・というより
別々の利点があるのです。

 

 

ちまたには「フルサイズ神話」のように、

 

「フルサイズの方が綺麗」とか、

 

「フルサイズの方が高感度に強い」

 

「フルサイズが最強!」

 

「フルサイズが高級!」

 

などとの声がありますが、まあほとんど「神話」です(笑)

 

もちろん、センサーのサイズが大きい方が「高感度」に強いのは
事実でしたが、現在では一概にそうとも言えなくなっています。

 

 

 

上記の「高感度」以外にも「ボケ」など、

細かいことを言えば違いは色々あるのですが、

それはまた別にお伝えします。

 

 

実際の撮影現場においてはセンサーのサイズは、

 

「良い」or「悪い」

 

ではなく、
目的によって選択するのが正しい姿勢だと思います。

 

 

「関連記事」

 

デジタル一眼レフ フラッグシップ機への憧れ

 

「ミラーレスカメラ」と「デジタル一眼レフカメラ」

 

「ミラーレスカメラ」と「ミラーレス一眼カメラ」

 

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