ライブステージフォトグラファーはカッコいい!?


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超満員の観客
 
スモークの中をレーザー光線や
ムービングライトの光が飛び交うステージ
 
汗が飛び散るミュージシャン
 
ステージ狭しと動き回るボーカリスト
 
響き渡るギターサウンド
 
 
 
そんな熱気の中で大きく重そうなカメラを
いくつも肩に掛けてステージに迫る。
 
客席の後方に立てたデカイ複数の三脚の上に
望遠鏡のような長くて大きいレンズを
いくつも並べて撮っている。
 
 
 
ライブステージフォトグラファーと聞いて
思い浮かべるのはそんな姿でしょうか。
 
 
確かにそのような現場もあります。
 
 
狭い意味でのロック・ポップス系の音楽限定で、
ホールコンサートだけ専門に撮影する
ライブステージフォトグラファーならば、
多分いつもそのようなスタンスで撮影するでしょう。
 
 
でも…個人的にはそのようなフォトグラファーを知らないし、
もし存在するとしてもごく一部でしょうね。
 
 
 
写真撮影といっても様々なジャンルがあるのと同じように、
ライブステージ写真といってもその対象は千差万別です。
 
 
音楽といっても、ヘビメタから演歌・・・クラシック・・・
 
芝居といっても、オペラから演劇・・・歌舞伎・・・
 
ダンスに落語に寄席に講演会・・・野外イベント・・・
 
広い意味では、子供のバレエやピアノの発表会・・・学校行事・・・
 
キリがありません。
 
 
会場にしてもドーム・・・大ホール・・・公民館・・・ライブハウス・・・
野外・・・ホテル・・・路上から街中ゲリラ(笑)まで、
これまた屋内・屋外、大小さまざまですよね。
 
 
 
何が言いたいかというと、
一言でライブステージ写真といっても
そのバリエーションはすごく広いということです。
 
 
言葉を変えれば、
 
「何かを演じている人の姿」
 
それを撮影するのが
 
ライブステージフォトグラファー・・・
 
そう言えるかもしれません。
 
 
ライブ写真撮影、コンサート写真撮影、ステージ写真撮影、
舞台写真撮影、ダンス写真撮影、バレエ写真撮影、
イベント写真撮影・・・
 
その意味でどれも言い方が違うだけで同じですね。
 
 
 
そして、ライブステージフォトグラファーを名乗るからには、
それらに対応する必要があるわけです。
 
 
もちろん最初から全てに対応するのは無理です。
 
手持ちの機材で撮影できる適応範囲も限られるし、
それぞれのジャンルの「お作法」も
最低限押さえるべき、「撮るべき写真」も
最初は分かりませんからね。
 
 
 
でもそう聞くとすぐに
 
「今持っているカメラとレンズだと・・・ここまでかな~」
 
とすぐに思いがちです。
手持ちの機材のことが気になる訳です。
 
気持ちはわかります。
私も最初はそうでしたから(笑)
 
 
もちろんそれはそうなのですが、
極端に言えば、いざとなればカメラやレンズは借りれます。
友人から、レンタル機材ショップから、
カメラメーカーのサービスステーションから・・・。
 
 
 
では逆に、
 
「最新のフルサイズデジタル一眼レフのボディー2台と、
 大三元レンズ+サンニッパを貸すので、○○ホールに行って、
 □□音楽祭を撮って来てください」
 
 
そう依頼された場合、クライアントに満足してもらえる、
あるいはクライアントの想定している以上の画像を
提供できますか?
 
当日のスケジュールや舞台の進行は把握してますか?
 
舞台セットやレイアウト図は確認してますか?
 
各出演者の特徴やウリを知っていますか?
 
○○ホールの搬入口は知ってますか?
関係者としての入場許可はもらってますか?
 
○○ホール内の動線はわかっていますか?
 
等々・・・
 
 
実は持参する撮影機材と同じかそれ以上に、
これらの要素が重要なんです。
 
最高の機材を持って行っても、
入場許可がなければ入ることすらできませんからね(笑)
 
 
 
あるいは自分の身体の一部になっていない
使い慣れないフラッグシップ・フルサイズデジタル一眼レフで、
まごまごしている余地はありません・・・本番中は。
 
それより使い慣れた中級機でのほうが、
多分「この一瞬」をモノにできる可能性ははるかに高いでしょう。
 
 
画質的に最高ではなくても、
クライアントの想定している、多分予想しているであろう
「こんな感じの写真」の上をいく、
 
「おー! これ凄いですね~ いいショットですね!!」
 
という写真と、
 
 
画質は最高で、
「う~ん・・・なんだか・・・まあこんなもんですかね」
 
という写真・・・。
 
 
次の機会にも撮影依頼がくるのはどちらか?
 
もう明白ですよね。
 
 
もちろん
そのどちらも満たしていれば文句なしだし、
一つの現場でどれだけそれをクライアントに提供できるかが
我々の仕事であり勝負でもある訳ですが・・・。
 
 
 
世間にはカメラやレンズ、
機材などに関するBlogは溢れていますよね。
 
意味のない写真を撮って、
モニターでの等倍表示で重箱のすみをつつくように
あら探しするのが趣味のカメラマン?も多いですし・・・。
 
それってカメラマンでなく評論家? でもないし・・・(笑)
 
 
最新機種をいち早く入手して、
「開封の儀」から始まってテスト撮影と称して
結局は「買った」自慢でしかないBlog・・・。
 
 
 
「何で撮ったか」
 
の情報は玉石混交、巷に溢れかえっています。
 
でも本当に大事な
 
「何をどう撮ったか」
 
の話は悲しい程に少ないですね。
 
 
 
気持ちはわかります。
 
私も機材は大好きだしそれに走っていた時期もあります。
 
ハッセル、ジナー4×5、コンタックス645・・・
 
いろいろ買いました(笑)
 
ライブステージ以外にも、
建築や「物」まで撮っていましたから…。
今でも若干は撮りますけどね。
 
 
その時期の最新・最高のカメラボディー2台と、
大三元、サンニッパなど一通りのレンズをそろえて
撮影に向かっていました。
 
そうして、
何度冷や汗をかいたことか・・・、
舞台監督に怒られたか・・・、
外してはいけないタイミングを逃したか・・・。
 
早めに会場に行って、
最高のポジションをキープして三脚を立てておいたのに、
しばらく外して戻ったらベテランのビデオカメラマンに
その三脚をどかされていたり・・・
 
 
そんなこぼれ話は書ききれないほどです。
 
 
 
私がここで、あまり具体的にカメラボディーや
レンズの話を出さないのはそのためです。
 
その辺りの情報は、何も私がここで語らなくても
検索すればいくらでもありますからね。
 
 
それよりも、イメージ的に華やかに感じるかもしれない、
ライブステージフォトグラファーとは何か、
何が必要なのか・・・
 
私が駆け出しの頃に、
どこにも情報がないために自己流で現場に向かい、
怒られながら学んだこと、
冷や汗をかきながら覚えたこと、
工夫して報われたこと・・・
 
それを、同じ世界を目指すあなたに
伝えていければと思っているんです。
 
 
ライブステージ・コンサート写真のデジカメ撮影 事始め
 
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芦澤来斗


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