いざ! ライブステージ写真撮影に向かう!


20091227-214741-_MG_8888_w-Canon EOS 5D
 
 
頭の中で曲が鳴り、思わず口ずさむ・・・
 
 
気付けば鼻歌で歌っている・・・
 
 
歌詞もほとんど覚えている・・・
 
 
特に気に入った曲を何度もリピートして聴く・・・
 
 
 
今、あるグループのライブ撮影に向かっている途中。
 
 
ここ数日、時間があればこのグループの音源を聴いていた。
 
身体中に曲が沁みこんでいる。
充満している状態だ。
 
 
各曲の構成や流れ、聞きどころ、各楽器の見せ場・・・
それをもとにした狙いどころもイメージが出来ている。
 
 
事前に確認してある
グループの入り時間に合わせて会場に入る。
 
今日は50名程度のキャパの小さなライブハウスだ。
 
着いてみるとメンバーはまだ到着していない。
 
店のスタッフに挨拶し、
チーフに大まかなスケジュールと
予定しているステージセッティングを確認する。
 
ステージ回りや客席内の動線やスペースも確認する。
 
 
ホールものでは事前にセットリストや進行表を
送ってもらうことが多いが、小さなライブハウスなどでは
当日になってみないと分からないケースが多い。
 
体制がしっかりしたバンドやグループでは、
会場の大小にかかわらず事前にそれらの資料を用意して
会場・音響・照明・撮影の各チーフに事前に送ってくる。
 
そおいう現場はスムーズに進むし、
急な現場対応の変更があっても各スタッフが的確に動ける。
 
でも事前に何の情報のない現場が多いのも悲しい現実。
 
 
 「今日の進行とかセットの資料か情報はないんですか?」
 
 「何ももらってないんですよー」
 
 「待つしかないですね~」
 
そんな話をスタッフとしているうちに、
メンバーが徐々に到着し機材などの搬入が始まる。
 
機材の搬入を手伝う。
 
 「ウワッ! このスタケ重っ!!」
  ※「スタケ」とはドラムなどのシンバルスタンド等が
    まとめて入っているケースです(笑)
 
 「ベーアンはセンター?」
 
 「腰がヤヴァイ~(汗)」
 
 
一通りのセッティングが終わると
早々にサウンドチェックが始まる。
 
 
ここでいつも感じるのは、
事前資料の件もそうだけど、
経験・場数を積んだバンドやグループというのは、
やはり「ツボ」を心得ていて、
スタッフへの支持も的確だという事。
 
一番分かりやすいのはPAさんとのやり取り。
 
できるバンドやグループは自分達の音を分かっていて、
そもそもPAを通す以前の状態でバランスや音質も含めて
 
「音が出来ている」
 
んです。
 
あとはそれを会場に合わせて
的確に増幅して微調整するだけなので早い。
 
 
これが駄目バンドだと、
そもそも自分達の音もバランスも出来ていないのに、
それをPAにどうにかさせようと無茶な要求をする。
 
もちろんPAさんも仕事だから嫌な顔せずに対応するけど、
まわりのスタッフや店の人達は心の中で同情してる。
 
ここで要らない?時間を消費すると、
実はスタッフのテンションはかなり下がっている。
 
そのバンドのお里が知れる・・・(古!?)・・・というか・・・
 
怖いですね(笑)
 
 
 
その間に私は照明を確認、場合によっては調整する。
 
スタッフの少ない箱では、
音響も照明もマスターが1人で行う場合も多い。
 
「音」に時間を取られると、
どうしても「明り」は後回しになりがち・・・。
 
 
撮影班にとっては「明り」が大切なので、
マスターが大変そうな場合は声を掛ける。
 
 「明りの調整、こちらでやらせてもらっていいですか?」
 
 
脚立に登ってライトの向きなどを調整する。
 
 
ここでの必需品・・・
 
わかりますか?
 
 
 
答えは「軍手」
 
素手で触ったらヤケドします!
 
 
それも普通の白い綿の軍手ではなくて合成皮やゴムの軍手。
刺さらない・熱くない・すべらない物がお勧め。
 
 
ライブカメラマンの必需品の一つ!
搬入・搬出の手伝いの時にも役立ちます。
 
大きなホールなどでは下手に手を出すと怒られますが、
小さな箱(ライブハウスやギャラリー)では必須。
 
 
 
何とかサウンドチェックやセッティングが終わったら、
メンバーは楽屋あるいは控室、控えスペースに移動。
 
ここで曲順の確認や撮影に関して打合せしながら、
メンバーの様子をさりげなく撮影。
 
 
店のスタッフ・・・特にマスターあるいはチーフと、
客席内の動線や移動に関して打合せ。
 
場合によっては撮影場所確保のために、
椅子やテーブルのレイアウトを相談の上変更する。
 
 
あらためて本番に向けて撮影機材の確認と準備。
 
バッテリーはOKか?
メディアはOKか?
レンズやセンサーにゴミや汚れはないか?
ストラップが外れないか?
携帯やキーホルダーなど音のするものを身体に付けていないか?
トイレは行ったか・・・(笑)
 
 
これで事前準備完了。
 
 
そして客入れ~本番~撤収と流れてゆ・・・。
 
 
 
開場前の待ち行列や入り口前の当日ポスターや立て看板、
開演前の客席の様子なども撮っておくといいですね。
 
 
 
サウンドチェックの場面でも言いましたが、
音楽物である以上音は大切です。
 
写真には音は写らないハズなので
関係ないように思うかもしれませんが、
「音」がスムーズに決まると現場がスムーズに進み、
スタッフも気分よく仕事ができるんです。
 
それが出演者にも伝わり、最終的に客席に伝播します。
 
開場が良い空気に満たされると、写真にもそれは現れます。
 
 
出演者と現場スタッフのコミュニケーションが
スムーズにいっていない現場は、
不思議とそれが場の空気に反映します。
そして写真にも・・・。
 
 
出演される側にも意識してほしいですね。
 
 
もしあなたが初めてのバンドの撮影に行った際に、
それ以降も積極的に関係を築くべきかどうかの判断材料として、
下記の点もチェックしてみるといいと思います。
 
 
*時間にルーズでないか
*テキパキと動いているか
*スタッフに対して礼儀正しいか
*楽屋の使い方はキレイか
 
 
実はそんな基本的な所に、
バンドの真の実力が現われます。
 
メジャーな演者ほど、上記の点はしっかりしています。
たとえステージの上では乱暴で破天荒に見えるバンドでも・・・。
 
 
 
さあ、そろそろ本番が始まります。
 
盛り上がっていきましょう!!
 
 
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芦澤来斗


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