騒音・静音・ぼく無音! ライブステージ撮影での電子シャッター


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一瞬の静寂・・・
 
その瞬間・・・響く音
 
カシャッ!
 
感じる視線・・・
 
流れる冷汗・・・
 
 
小編成のクラシック系のコンサート写真撮影、
邦楽系の写真撮影、アカペラや各種バラード曲・・・、
BGMのない舞踏や芝居・・・etc
 
 
危険ですね!
 
 
タイミングに注意して、
静かなパートではシャッターを切らずに耐えていたのに・・・
 
ついファインダーの中の演者の表情に誘い込まれて
シャッターを切った直前に音が止まる・・・
 
 
 「響かすぞ! 指は急に止まれない!!」
 
 
そんな一瞬の静寂の瞬間に限って、
いい表情をしていたりするんですよね・・・演者が。
 
そこでシャッターを切れないストレス!!
 
 
 
そのために色々苦労してきました。
 
 
以前はメーカー純正の保温・防音ケースと称して、
カメラボディーにピッタリと合う合革製のボディースーツが
用意されている機種もありました。
 
それでも完全な静寂の瞬間にはシャッターは切れませんでした。
 
 
大判カメラ用の「冠布」などを細工して被ったり・・・
(暑かったな~)
 
 余談)「冠布」わかりますか?(笑)
    昔の写真撮影のシーンなどでカメラマンが
    スッポリと頭から被っている黒いマントのような布です
 
 
 
仲間内でもみんな苦労・工夫してましたねー。
 
 
奥さんに頼んで縫ってもらった自家製の消音ケース・・・
 
ペリカンケースを利用した、まるで水中用?!のような
ごっついケースを作った猛者とか・・・
 
しかもそれを手持ちで撮影してました(驚!)
 
 
涙ぐましい努力をしていたのです。
 
 
 
ところが静音性が高まるのに反比例して、
操作性は低下するんですね。
 
客席の最後尾で三脚に固定した状態であれば、
少々大げさなことになっても目立ちませんし、
多少シャッター音が漏れてもまだ許されました。
 
 
これが客席中や客席脇の通路となるとお手上げです。
シャッターをこらえるしかありませんでした。
 
 
 
一般の撮影であれば「シャッター音」は快感!です。
 
 
「シャッター音」が撮影にリズムを与えてくれたり、
撮った! という手応えを感じさせてくれますよね。
 
 
でもそれがアダになるのがライブステージ撮影なんですね。
 
 
 
そもそもライブコンサートや舞台の会場では、
カメラマンは邪魔!!以外の何物でもない存在です。
 
居ないにこしたことないんですよ。
(これを自覚していないカメラマンが多いので困ります)
 
存在を消す!? ライブステージフォトグラファー
 
 
 
そんな永年の悩みから解放される日がついに到来しました!!
 
 
それが「電子シャッター」による「無音撮影」です。
 
 
コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)では、
以前からシャッター音を消すことが可能でした。
これが「電子シャッター」です。
 
 
それがいよいよプロの現場でも使えるようになってきました。
 
 
「ミラーレス一眼カメラ」の「電子シャッター」です。
 
 
 
「デジタル一眼レフ」カメラで
「静音モード」を備えたカメラもあります。
 
しかしこれも通常のシャッター音よりは「マシ」というレベルで、
状況によってはそれで充分な現場もあるのですが、
「無音」ではありません。
 
 
「ミラーレス一眼」の「電子シャッター」は完全「無音」です。
 
 
まだまだその機能を実装した機種が限られていたり、
周辺機器の充実度も含めて「これで決まり!」とまでは
残念ながらいきませんが、多少の不便を我慢しても使う価値の
あるところにまでなりつつあります。
 
 
電子シャッターによる無音撮影で、レコーディングも怖くない!?
 
 
 
「無音」を必要とするライブステージ撮影などでは
「ミラーレス一眼」、それ以外の現場では「デジタル一眼レフ」
というのが現状での理想の装備でしょう。
 
現在の「デジタル一眼レフ」の装備に追加して、
「ミラーレス一眼」もフル装備そろえられればいいのですが、
それ相応の予算が必要です。
 
 
勇気をもって「デジタル一眼レフ」一式を処分し、
「ミラーレス一眼」に全面的に乗り換える・・・
 
 
 清水の舞台から飛び降り! ですね(笑)
 
 
このあたりは各自の主となる撮影対象の必要度に応じての
判断しかないでしょうね。
 
「撮り鉄」にとっては全く関係のない話でしょうし・・・(笑)
 
 
潤沢な予算があれば悩まずに済みますけど・・・。
 
これからカメラ一式をそろえようと考えている
若いカメラマンにとっては非常に悩ましい状況と言えそうです。
特にライブステージフォトグラファーを目指すのであれば。
 
 
その辺りの判断基準などはまた具体的にお伝えします。
 
 
 
「電子シャッター」の「無音」の恩恵を書いてきましたが、
残念ながら良いことばかりではありません。
 
「ローリングの歪み問題」もあるし、
何より慣れないと「撮った実感」が得られないことです。
 
シャッター音がないのでなんだか「スカ」なんですよ。
手応えがないんですね。
 
 
そのあたりはまた改めて。
 
 
ライブステージ撮影においては
恩恵の方がはるかに大きいですからね。
 
 
 
カメラの「無音」が実現したので、
私が昔から欲しかった「ツール」はあと一つとなりました。
 
 
 
   「透明マント」
 
 
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芦澤来斗


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