ライブ写真やコンサート写真撮影の第2ステップ

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前にライブ写真の撮影を始めるきっかけについて話しました。
 
バンドをやっていたり、
ピアノやヴァイオリンを演奏している友人に、
ライブやリサイタルの撮影を頼まれたのが最初だった
というケースが多いと思います。
 
その初めの一歩でそれなりに撮れると、
 
 「ありがとう! 次回も是非お願いしますね。」
 
となって、数か月後とか翌年にまた頼まれて撮影する・・・
というながれ。
 
あなたにバンドをやっている友人が多ければ、
ライブ撮影の機会はもう少し増えるかもしれません。
 
また撮影した友人からの紹介で、
新たな撮影機会を得ることもあるでしょう。
 
 
最初のうちは殆どボランティアでの撮影だったのが、
もしかしたら「お礼」として少しばかりの撮影代を
受け取るようになっているかもしれません。
 
 
 
そうして何度か経験していくうちにその面白さに目覚めて、
もっとライブやコンサートの写真撮影をやりたい!
と思っていませんか?
 
近所の小さなライブハウスやギャラリーでだけでなく、
もっと大きなホールでのコンサートの撮影にも
チャレンジしてみたいとか・・・。
 
 
ただここで問題なのは、
街中でのスナップや風景写真などと違って、
ライブやコンサートの撮影は、
思い立ったらカメラを持って出かければ撮れる
という訳にはいかない・・・ということ。
 
そもそもの撮影チャンスが限定されますよね?
 
友人や知り合いが
ライブやリサイタルを開催しなければ撮れませんからね。
 
 
撮りたいけど機会がない。
 
ここで止まっていませんか?
 
 
ライブ写真やコンサート写真の撮影に
積極的に取り組むカメラマンが少ない要因のひとつは
そこにあるのかもしれません。
 
 撮りたくても撮る機会がない・・・
 
これって結構なストレスですよね。
 
 
知人のヴァイオリニストが
アマチュアの楽団に属していたり、
友人のダンサーが大勢が所属するサークルに
入っている場合などは、
そこから派生して撮影依頼がくるでしょう。
 
その場合は撮影機会は多少は増えると思います。
 
 
ただしその場合でも、
横の広がりは望めますが縦の展開は中々難しい
というのが実情です。
 
 
どういう事かというと、
アマチュアの演者の広がりはあくまでアマチュア・・・
という事なんです。
 
アマチュア楽団のあるパートの団員さんが
自主公演を開催する・・・。
 
友人のバンドが対バン組んで大きなライブハウスで演奏する。
 
ダンスサークルの中の数名が、
自分達の独自の創作ダンスを発表する。
 
 
「撮影の経験を積む」という意味では、
それらのチャンスも積極的に引き受けなければいけません。
大切な「場数」です。
 
 
ただしここでいう広がりとは、
あくまで横の広がりなんですね。
 
撮影対象があくまでアマチュアなんです。
 
場合によってはその中に指導者の「プロ」がいて、
それが縁で・・・ということは考えられますけどね。
 
 
このアマチュア対象の横の広がりを踏み台にして、
いかに縦の展開、「プロの現場」に入っていくかというのが
次のステップになります。
 
 
前に話しましたが、
撮影対象が「アマチュア」か「プロ」かで、
極端に言うと求められるものが違うんです。
 
プロを相手にする場合には、
「発表会写真」ではダメなんです。
 
キレイにソツなく撮れているだけでは、
次の指名はもらえません。
 
 
ここをどう乗り越えていくか・・・
このハードルをどうやって飛び越えるか・・・
 
これはケースによって、
あなたを取り巻く状況によっても変わるので、
「これが正解」ということはありません。
 
 
ただし、最低限の要素・・・ポイントはありますし、
そこに近づくための取り組み方というのはあります。
 
 
その辺りのノウハウは私のケースをもとに、
パターンごとにメールでお伝えしてゆきます。
 
ライブ撮影 被写体がプロかアマかで違うのです!
 
お遊びのライブ撮影ならそれでいいけどね(笑)
 
ライブコンサート撮影に取り組むには?
 
 
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芦澤来斗


「ハイ チーズ!」 恐怖の集合写真!?

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「はい! よろしいですかー?」
 
「Aさん1段降りてください」
 
「Bさんお隣と衣装の色が被っているので
 Cさんと入れ替わって下さい」
 
「Dさん背が高いので右端にお願いします」
 
「前の人に被らないように間あいだに立ってくださいね~」
 
「緊張しないで笑顔でお願いしますよー」
 
 
シャッター切るまでの道のりが長い・・・(汗)
人数の分だけ神経使います。
 
もちろん複数回シャッターを切りますが、
それでも誰かが目をつぶっていたり・・・
アッチを向いていたり・・・
 
これが子供の発表会だったりすると・・・
途方に暮れますね(笑)
 
プロの現場であれば、ポーズや笑顔を含めて
全員が分かっているので早いんですけどね。
(それはそれで皆の決め顔をあえて崩して
  新鮮な笑顔を引き出すようにするんですけどね)
 
 
私の場合はホールのステージ上が撮影場所になり、
客席に三脚とストロボを立てて撮ることがほとんどです。
 
ライブハウスなどでの数名の集合写真なら手持ちで撮ります。
ストロボもクリップオンひとつで。
 
 
ライブハウスでもそうですが、
特にホールでの集合写真の撮影にあたっては、
照明さんにステージ上の明りをもらう必要があります。
 
事前に主催者の方に集合写真の撮影の有無と、
撮る場合はそのタイミング(リハーサルの後とか)を確認し、
その旨を照明さんにお願いしておきます。
 
 駆け出しの頃、事前に伝えていなたっかために、
 いざ集合写真を撮ろうと出演者に集まっていただいたのに、
 ステージ上は薄暗く、しかも照明担当者は食事で不在!
 なんていう事もありました(涙)
 
大きなホールの照明担当者であれば、
「集合写真用に明かりをお願いします」
と頼めばだいたい通じるので話が早いです。
 
場合によって、照明を特別に凝って仕込んだ
特徴ある演出のステージの場合などは、
その照明を生かして撮ることもあります。
 
ホリゾント幕に印象的な影が演出されている場合などは、
それを取り入れて撮影したりするケースもあります。
 
もちろんその場合は、
どのシーンの照明にして欲しいか照明担当者に
お願いする必要がありますよ。
 
 
ですから同じホールでも、現場によって環境は変わります。
 
当然、出演者の人数や衣装によっても条件は違うし・・・。
 
 
 
あと私の場合はほとんどの現場は単独で1人ですので、
集合写真のための雛壇や椅子などを並べる準備は、
手伝ってもらわないと間に合いません。
 
リハーサル前後は時間に余裕がないのが通常で、
照明さんや舞台さんの手直し時間の合間を借りての
時間との勝負での撮影になりがちです。
 
時間が来たら、舞台袖に用意しておいた段や椅子を
速やかにステージに並べなくてはなりません。
出演者が少人数の場合は椅子を数本だけとかで済むので、
自分で並べることも可能です。
 
これが大人数になると
独りでやっていてはとても間に合いません。
舞台係さんやホール担当者に
協力をお願いすることになります。
 
場合によっては
出演者の方々に手伝ってもらったり!
 
 
とにかく照明さんはじめ、
ホールのスタッフの手を借りる場合は、
事前にお願いしておかなければなりません。
彼らにとっては「余計な仕事」なんですからね。
 
 
ゲネプロ後に集合撮影が予定されているケースなどは、
戦争状態になることもしばしば!
だいたいゲネプロはギリギリまで押すことが多く、
開場時間が迫っていることが度々あります。
 
出演者達も衣装のチェックや本番に向けての化粧などが
気になってピリピリしていますし、
ホールのスタッフ達は、開場までに終わらせなければならない
最終手直しを済ませてしまいたいとイライラしています。
 
 
そんな空気の中でテキパキとスムーズに
撮影を終わらせなければなりません。
 
初めの頃はこの緊迫した空気感にのまれて、
焦るがゆえに簡単なミスやドジをやらかしてしまい、
かえって時間が掛かってますます焦る・・・
なんていう苦い思いも何度か味わいました。
 
限られた時間の中で、
その辺りをスムーズに段取りしてこなせるようになると、
 
「おぬし・・・デキルな!」
 
となるのです(笑)
 
 
 
そしてどんなシチュエーションでも
 
「はい! チーズ!!」(と言うかは別ですが)
 
とシャッターを切る前に、
撮影する出演者たちを
 
 シラケさせず
 
 最高の笑顔にする
 
 短く簡潔で
 
 しかもウケる
 
話術を習得すれば怖いものなしです!!
 
 
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芦澤来斗


リハーサル・ゲネプロで決まる!? ライブステージ撮影

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汗をかく(不潔!!)
 
カメラをぶつける(ショック!!)
 
頭を打つ(痛!!)
 
つまづく(冷汗!!)
 
どこか擦りむく(血が!!)
 
のぼる・降りる(足つる!!)
 
 
 
ライブステージフォトグラファーの実態(笑)
 
肉体労働ですね。
 
 
あまり馴染みの無い会場では特に危険(笑)
 
 
この危険がいっぱいの状況は、
特にリハーサルやゲネプロで起こります。
 
もちろん本番中でも起こることはあるのですが、
リハーサル・ゲネプロの比ではありません。
 
 
本題の前に、
「リハーサル」?? 「ゲネプロ」??
というのであれば、まずこちらを参考に。
 
これを知らないと、撮影現場で素人扱い!? 「舞台用語」
 
 
音楽業界と舞台関係、
それぞれの現場スタッフの習慣によっても
使われ方は一様ではありませんが、
私の場合、通常は以下のように解釈しています。
 
 
「リハーサル(英語)」
 
 進行・音響・照明などを確認しつつ、
 場当たりも含めて確認・お稽古の要素が強い。
 
 曲ごとなどの切れ目で止めて各種確認を行う。
 問題があればその時点で舞台監督や演出家が止める。
 
 
「ゲネプロ(ゲネラールプローベ、ドイツ語)」
 
 音響・照明・衣装・進行などすべて本番同様に行われる。
 余程のことがなければ途中でストップしない。
 
 
 
さてここからが本題です。
 
ある程度の規模のコンサートならそこそこの規模の
ホールで行われて、舞台監督・演出家もいるでしょう。
 
照明・音響・舞台・道具さん達のセッティングが
ほぼ形になり落ち着いた段階で、
「場当り」から始まり、
「リハーサル」~「ゲネプロ」~本番へと流れていきます。
 
 
その間に、カメラマンも含めた裏方スタッフにとっては
最も重要??な「シーメ(メシ=食事)」も入りますが(笑)
 
 余談)このケータリングや弁当の「質」によって、
    現場スタッフの士気はかなり変わります。
    これ本当の話(笑)
 
    この辺の裏話はBlogではあまり話せないので、
    メルマガで・・・
 
 
そしてライブステージフォトグラファーとしては、
そのリハーサルやゲネプロの時間がとても重要になります。
 
本番撮影に向けての「アングル確認」、「タイミング確認」、
「照明確認」、「画角確認」・・・などは当然ですが、
それと同等に大切なのは、
 
「本番では撮れない写真を撮る」
 
ということなのです。
 
 
 
リハーサルでは、
出演者は本番衣装を着ていないことがほとんどですし、
女性出演者はメイクも完了していません。
 
そのかわりオフステージ的な表情を狙えます。
 
バンマスとピアノ前で楽譜を見ながら
イントロの確認をしていたり、舞台監督とタイミングや
立ち位置の確認をしていたり・・・。
 
演出家と舞台監督が舞台装置の確認をしていたり・・・。
 
 
ドキュメンタリー的な写真を撮ることができます。
 
 
ただしシビアーな現場では、本番メイクを終えてない
女性アーティストにカメラを向けるのは
「ご法度!」の現場もありますけどね。
 
 
また、このタイミングでは衣装や演出が本番通りではないので、
撮ること以外に舞台周りの撮影ポイントの確認に動き回れます。
 
ここで冒頭の「事故!?」が多発するのです(笑)
 
ステージ裏を下手~上手に行ったり来たり!
 
舞台裏から奈落へ走る!
 
舞台袖から螺旋階段で照明用のキャットウォークへ駈け上がる!
 
投光室へ行く!
 
シーリングライトやフロントライトまで登る!
 
 
ホールとは、一歩ステージを離れると
「暗い」「狭い」「道具・装置が山積み」
「頭上・足元・背後には金属パイプ類やケーブル類」
の世界です。
 
「危険がいっぱい!」
 
「ヘルメット欲しい!」
 
なんです。
 
 
私も駆け出し当初、初めてのホールで何度か
「目から火花!」「星が見えた!」を経験しました(涙)
 
気付いたら手に切り傷や擦り傷・・・
なんていうことは日常茶飯事です。
 
 
カメラもハンドリングのためにケースなどは付けず裸なので、
ボディーも傷付きます。
 
そんなこと気にしている猶予はありません。
我々にとってはカメラは嗜好品ではなく道具です。
 
レンズだけは前玉保護のために
フードを常時付けています。
 
 
私は基本的に撮影時は全身黒服ですが(カラスルック!)、
気付いたらホコリで真っ白!!なんていうこともあります。
 
はらっても落ちないと思ったら「汗で潮吹いてる!」
(クジラルック!?)ということもしばしば・・・(笑)
 
 
でもその分だけ報われるんです。
 
意外な絶景ポイントやアングルを発見できるんです。
 
 
 
それを踏まえて、
「ゲネプロ」では本番では撮れない写真を撮る訳です。
 
舞台監督に了解を得られれば、
基本的にはステージ上や舞台袖から撮ります。
 
演者の背後から客席に向かって
「ピンスポ」の逆光を生かして・・・よく使う手です。
 
 
タンコブや擦り傷・切り傷の代償として、
 
「芦澤さん、これどこから撮ったんですか??」
 
なんて驚かれたり喜ばれると報われるわけです。
 
 
本番は客席後方の操作ブース(通称金魚鉢)の中から
ガラス越し・・・なんていうこともあります。
 
そんな場合は、本番で撮れる写真はしれてます。
はっきり言ってしまえば・・・。
誰が撮っても極端な違いはありません。
 
ですからそんな現場ではリハーサル・ゲネプロの時間が
特に勝負になるわけです。
 
 
 
もちろんホール関係スタッフの了解を得たうえで、
いろいろ動いてみてください。
 
新しい発見があるでしょうし、
自分だけの「秘密の撮影ポジション」を発見できると思います。
 
 
ただしくれぐれも「怪我には注意!!」です。
 
 
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芦澤来斗


ライブハウスでの写真撮影の悪条件打開策とは!?

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ライブハウスと一口に言っても、
規模も内容もさまざまですが、
ホールと比て撮影する立場から見ると、
総じてこんな制約があるのが一般的です。
 
 
1.ステージが狭い
 
2.ステージまわりが狭い
 
3.客席が狭い
 
4.照明が暗い
 
 
 
「ステージが狭い」と厄介なのは、
出演者が「かぶる」ことが多いという点です。
 
ドラムスがリードボーカルの陰になって写らない。
 
上手や下手からだと、キーボードやPAのスピーカーが
邪魔になったり…。
 
マイクスタンドが視界を遮っていたり…。
 
なかなか思うような構図で撮れない場合が多いと思います。
 
ソロならあまり問題ないですけどね。
 
 
 
 
「ステージまわりが狭い」場合も
「ステージが狭い」場合とほぼ共通しますが、
ステージの両袖に余裕が殆どなかったり、
客席とステージが接近している場合などは、
そもそも撮影する場所の確保に苦労しますよね。
 
両サイドに避けて積んであるドラムセットやベースアンプ、
椅子にテーブル! が目障りだったりもします。
 
 
 
「客席が狭い」時は、
撮影中の移動が困難になることが多いです。
 
曲間でポジション移動しようにも、
身動きが取れないことも多々あります。
 
下手のステージ前にしゃがんだら最後、
休憩までそこから動けず、しかもすぐ後ろが客席で、
伸び上がることも無理! とか…。
 
こんな無理な体制の現場では、筋肉痛は必至ですね(笑)
 
 
 
 
「照明が暗い」
 
中小のライブハウスでは、照明機材も限られています。
 
バンドメンバーが多い場合などは、
各自に明りが割り振られないケースが多いと思います。
 
 
ボーカルにはピンが当たっているけど、
奥のドラムスは暗い! なんてこと多いですよね。
 
うつむいているキーボーディストの顔が陰になっていたり…。
 
 
 
ざっと考えても、このようにカメラマン泣かせの制約が
多く潜んでいます。
 
 
 
スペースが無いからあきらめて、
客席の後ろから脚立に乗って撮る。
 
これも最終手段ではありますが、
結局「記念写真的写真」しか撮れませんよね。
 
面白くない!
 
 
 
これら悪条件を少しでも改善するためには、
搬入~セッティング~リハーサルに同席して、
バンドメンバーや小屋のスタッフと
事前に相談することが大切です。
 
 
ステージ近くの両袖にポジションが確保できるように、
客席のレイアウトを変えてもらう・・・
 
メンバーの立ち位置を少しずらしてもらう・・・
 
マイクスタンドも少し動かす・・・
 
譜面台を少し下げる・・・
 
照明の向きを変えてもらう・・・
 
 
などなど、対応してもらえるかどうか遠慮しないで
リクエストしてみましょう。
 
もちろん全てが叶うわけではありませんが、
可能な範囲で考えて対処してくれるはずです。
 
 
そんな事前の準備が良い一枚!に繋がるし、
またそのようにコミュニケーションを取ることで、
バンドメンバーやスタッフさんとの精神的な距離も縮まります。
 
これが大事なんです。
 
 
何度か同じライブハウスに行く機会があって、
毎回このようなコミュニケーションを心掛けていると、
スタッフさんがあなたの「好み」を知ったうえで、
前もってそれに沿うように準備してくれたりします。
 
 
そんな仲間意識が芽生えると、
撮影も気分よくはかどるし、
「来た!」を感じる瞬間も増えると思います。
 
ライブ・コンサート・舞台撮影の快感!
 
ライブ撮影での視点・・・手だけ・・・足だけ・・・
 
 
現場では、お互い少しでも気分良く仕事したいですもんね!
 
 
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芦澤来斗


ライブ・コンサート・舞台撮影の快感!

 
 
当日の進行表を確認し、
 
狙いどころを自分なりに頭で描き、
 
リハーサルで実際に確認し、
 
本番に臨み、
 
描いた通りの瞬間をものに出来た時・・・
 
 
 
その時は、シャッターを切った時点で
 
 「来た!!」
 
という快感と手応えを感じます。
 
撮影画像を確認しなくてもOK!とわかります。
 
 
 
狙ったからと言って、
いつもその手応えを得られるわけではありません。
 
 
相手も生身ですしステージは生き物ですから、
同じ演目の同じ瞬間でも毎回違います。
 
 
相手の立ち位置、表情、
照明の加減(位置関係)、客席の空気感、
さまざまな要素が複合的に絡む世界ですからね。
 
 
その全てが揃った瞬間を捕らえられた時は、
至上の快感があります。
 
 
1回のステージで何度そんな快感が得られるかが
勝負!とも言えます。
 
 
逆に、どうしてもその手応えを得られない日もあります。
ソツノない写真しかものにできない現場。
そんな日は消化不良・不完全燃焼で
夜のビールも美味くないのです(笑)
 
 
 
加えて先日話したように、
こちらの「来た!!」という写真を
演者本人も「来た!!」と感じてくれれば、
次回以降も撮影の依頼が続くことに繋がります。
 
 
ライブ撮影 被写体がプロかアマかで違うのです!
 
 
 
この「来た!!」という感覚は、
撮影を続けていくうちに、場数・経験を積むうちに、
分かってきます。
 
 
最初のうちは、
 
「おっ! 今のはイケてるんじゃない?!」
 
という感じでしょう。
 
 
でも後で画像を確認してみると
 
「あれっ、狙った瞬間よりズレてる!」とか、
 
「ウワー! 半目で気持ち悪い表情!」とか、
 
「照明が入ってハレーションが・・・」とか、
 
「力みすぎてブレてる~」
 
という事が多いと思います。
 
 
もちろん期待通りの1枚を
ものに出来ている場合もあるでしょうけど…。
 
 
「イケた!」と思ってもNGだったケースを
自分なりに見直すことが次につながります。
 
 
 
そんな経験を踏んでいくうちに、
徐々に確率が上がっていくと思います。
 
 
その積み重ねが、
 
「来た!!」
 
「いただき!!」
 
という快感の確度と回数を増やしてゆきます。
 
 
 
 
行き当たりばったりでは、なかなかその確率は上がりません。
 
 
その辺りの勘所も、またいつかお話ししますね。
 
 
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芦澤来斗


ライブ撮影 おばあちゃん?のシャンソン教室発表会


 
 
もともとこの仕事をするキッカケが
シャンソンの先生から始まった経緯は以前にお話ししました。
 
 
突然おとずれた撮影の打診 「私を撮ってみませんか?」
 
 
ですので、当初はシャンソン関係の撮影が主でした。
 
 
 
「シャンソン」
 
 
私も含めより若い世代の貴方にとっては、
あまり馴染みのないジャンルではないでしょうか?
 
「枯葉」「雪が降る」「オー・シャンゼリゼ」
 
タイトルくらいはご存知かもしれませんね。
 
曲名でピンとこなくても、メロディーを聞けば
聞き覚えはあるのではないでしょうか。
 
 
 
とにかくその手の音楽のステージが主な撮影現場でした。
 
 
そのシャンソンの先生はご自身のリサイタルや
シャンソン関連のコンサートへの出演だけでなく、
多くのお弟子さんを持っておられ、
その各教室ごとの発表会を主催されています。
 
それも本格的なホールで、
一流のプロミュージシャンのバンド演奏で行われる、
贅沢な発表会です。
 
 
 
シャンソンと聞いて想像がつくように、
お弟子さんたちの平均年齢は
50代後半から60代が中心です。
 
私の母親より高齢の生徒さんもいました!
 
 
その方々が、年一回の発表会に向けてレッスンを重ね、
ステージ衣装をあつらえて大舞台に上がります。
 
 
 
ここでは、40代~50代は生徒さんの間では子供扱い(笑)
熟年?パワー全開です!!
 
 
 
初めての参加で緊張で固まっている40代の主婦の方。
 
撮っても撮っても緊張で強張った顔しか撮れない!!
緊張でやたらに瞬きして、
どの写真も目を閉じてしまっている!
 
 
 
70代のベテランおばあちゃん。
 
歌はともかく(失礼!)、
曲間のお喋り(MC)がやたらに面白くて、
つられて笑ってしまって手振れしそう!
 
 
個性豊かな出演者の方々。
 
 
毎年撮影させていただいていると、
当然顔なじみになります。
 
それぞれの教室の生徒さんたちが、
別の教室の発表会には観客?応援団?として来られるので、
何度も顔を合わせるのでよけいに親しくなります。
 
 
「芦澤さん、来月の私たちの発表会よろしくね!」
 
「シワが目立たないように撮ってよ~!」
 
「綺麗に撮ってくれないと承知しないわよ~(笑)」
 
「この前の写真、部屋に飾ってるのよ!」
 
 
このような反応が嬉しいですよね。
プレッシャーもありますけど(笑)
 
 
 
このご高齢の主婦の方々を撮影する際に、
いつも心に刻んでいた想いがあります。
 
それは、
 
「ご主人が見て、あらためて惚れ直す写真を撮る!」
 
という想いです。
 
 
「うちのカミさん、こんなにベッピンだったっけ??」
 
「照れくさいけど・・・綺麗だね」
 
 
ご主人にそう感じていただければ最高です。
 
 
 
ただソツなく型通りの「発表会写真」では、
その想いは伝わりません。
 
 
そんな気持ちひとつ、想いで、
取り組み方も、撮り方も撮れる写真も変わってきます。
 
 
 
そおいう事が、とても大切だと思っています。
 
 
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芦澤来斗


ライブ撮影ではファインダー(OVFでもEVFでも)は必須!

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ライブ・ステージ・舞台を撮影する際に、
使用するカメラにの絶対必要な機能として
ファインダーがあります。
 
 
最近話題の「OVF」と「EVF」については以前何度かお話ししました。
 
OVFかEVFか…ファインダーはやはりOVFが気持ちいい!けど・・・
 
「デジタル一眼レフ」と「ミラーレス一眼」の違い
 
 
 
ファインダーの無いミラーレスカメラの
背面液晶だけでも、もちろん撮影はできます。
 
 
写真の事始めが携帯やスマホだった・・・
という若い世代の人からすれば、
液晶画面の方がファインダーより慣れていて
撮りやすいかもしれません。
 
 
 
実際に、
デジタル一眼レフを持っているけど、
ファインダーは殆ど覗いたことがない!!
という、若いカメラ女子の知人もいます。
 
 
 
確かに風景や物撮りなど、
液晶画面のライブビューでじっくり構図を決める方が、
ファインダーよりも撮りやすいケースもあります。
 
 
 
ただし、ライブ・ステージ・舞台撮影では、
背面液晶の使用はご法度(禁止!)だと思ってください。
 
 
 
客席は基本的に暗いですよね。
 
その中(たとえ通路や客先の両サイドでも)では、
液晶画面の光というのは思った以上に明るいものです。
 
もちろん液晶画面の輝度を落とすことはできますが、
それでは今度は撮影に支障が出ます。
 
 
この液晶画面の明かりというのは、
ステージを見ている観客からすると非常に目障りです。
 
せっかく黒い服を着て黒子に徹していても、
背面液晶を煌々と光らせていたら元も子もありません。
 
存在を消す!? ライブステージフォトグラファー
 
 
 
一点注意してほしいのは「撮影画像の確認表示」
 
せっかく撮る時に液晶画面を消して
ファインダーを使って撮影しているのに、
「撮影画像の確認表示」をOFFにしていないカメラマンを
度々見かけます。
 
 
一枚撮るたびに背面液晶画面が光る・・・
 
これもNG!なので気を付けてください。
 
 
一枚撮るごとに液晶画面で確認する。
 
そんな余裕はありません!
 
 
ステージはどんどん進んでいきます。
 
ステージから視線を外して
撮ってしまったものを確認している間に、
絶好のシャッターチャンスを見逃しているかもしれませんよ!
 
 
 
ですので、
撮影画像表示(メーカーにより表現は違いますが、
撮影した画像が撮影直後に表示される設定)は
必ず「OFF」にしておきましょう!
 
必要な時にだけ、再生で確認できるのですから。
 
 
 
そんな小さな(決して小さくありませんが)所にも
気を使ってこそ「ステージ・フォトグラファー」への第一歩なんです!
 
 
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芦澤来斗


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