ライブステージフォトグラファーと言うからには・・・

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ピカッ!
カシャカシャカシャ!
 
ピカッ!
カシャカシャカシャカシャカシャカシャ・・・
 
 
 
ライブハウスでのアマチュアバンドのライブで
よく出会うシチュエーション。
 
学生時代からバンドをやっていた関係で、
今でも趣味で演奏している友人も何人かいて、
そんな友人から時々連絡もらいます。
 
「ご無沙汰! こんどライブやるんだけど、
 もし時間があったら写してもらえない?
 申し訳ないけど予算ないから、
 ギャラは打上の飲み代で(笑)」
 
もちろんタダでビール飲めるなら何処へでも・・・
という訳ではないけれど、
大切な友人からの依頼ですから
スケジュールが許す限り撮影に出向きます。
 
 
ライブステージフォトグラファーなんだから、
アマチュアのライブの撮影なんか行かない!
なんていうことは決してありませんよ(笑)
 
仕事での撮影ではないので、
色々と試すこともできるのでありがたいのです。
 
 
 
で、そんなアマチュアのライブの場で出会うのが
冒頭のシーンです。
 
写真・カメラ好きであろう家族?親族?友人?が、
多分出演者に頼まれているのでしょう、
一生懸命にぎこちなく撮っています。
 
まあこのような日は、
私も出演者に依頼されたボランティアカメラマンの一人
なんですけどね(笑)
 
 
 
冒頭のピカッ!
 
これはオートフォーカスの補助光の光です。
 
 
 
カシャカシャカシャ・・・!
 
これは連写しているシャッター音ですね。
 
 
 
プロのライブやコンサートではあり得ない光景です(笑)
 
 
昔は呆れるやら腹立つやら・・・すごく気になりましたが、
今では逆に微笑ましく眺めています。
目くじら立てて注意したりもしません。
 
それも含めて、そんなほのぼのとした空気感も含めて、
アマチュアのライブだと思うので。
 
友達が携帯で撮っていてもいいし、
どこかで赤ちゃんが泣いていてもいいんです。
 
家族・友人・知人が集まって楽しんでいる場ですからね。
 
 
 
休憩時間に私のことを知って、
質問されることもよくあります。
 
その場合は相手の技量に合わせてアドバイスします。
 
 
まず先に、補助光はオフに!
 
連写は基本はなし!
どうしても連写してみたいなら
曲が盛り上がって大音量の時だけ。
 
背面液晶画面はオフに!
 
ISOはXXXくらい。
 
シャッタスピードは・・・絞りは・・・
 
ストラップは手首に巻いて・・・
 
もっと近寄って1人1人をアップで・・・
 
ステージを回り込んで後ろから撮ってみたら・・・
 
などなど。
 
 
たまに私の行くとこ行くとこ、狙っているアングルを
追っかけてくる人もいます。背後霊のように(笑)
 
 
 
少し大きなアマチュアのライブで、
奮発して町の写真屋さんに撮影を依頼してる場合もあります。
学校の行事や発表会などを請け負っている写真屋さんです。
 
その手の写真屋さん系カメラマンはすぐわかります。
 
ほとんどの場合、客席後方に三脚立てて固定で撮っているか、
客席の真ん中に陣取って撮ってますからね。
いわゆる「発表会写真」ですね。
見なくても撮ってる絵が浮かびます(笑)
 
 
 
真逆は報道系や地元広報誌系のカメラマンですね。
傍若無人に「撮ってやってる!」感丸出しですから、
これまたすぐにわかります。
 
 
 
場合によっては、長年写真を趣味としているらしき
ダンディーで芸術家風なオジサマが
首からライカとか下げて近寄ってきたリします。
 
この手のオジサマの多くは、
こちらの使っているカメラやレンズの値踏み?のために
近寄ってくるんですよね(笑)
 
 
 
どれもライブステージフォトグラファーとは別世界の住人です。
ライブなどの撮影現場において極端に言えばね。
 
 
カメラを持ってステージを撮影するという行為は同じですが、
狙っている絵、撮影の方法から考え方まで違うんですね。
 
もちろんクライアントからの要求される内容が
違うからという事にも起因しているんですが・・・。
 
 
この辺は色々裏話(笑える話も)沢山あるので、
また別の機会に話しします。
 
 
「ライブ写真撮影 はじめの一歩」
 
ライブステージ・コンサート写真のデジカメ撮影 事始め
 
ライブコンサート撮影に取り組むには?
 
お遊びのライブ撮影ならそれでいいけどね(笑)
 
ライブ・コンサート・舞台撮影の快感!
 
 
  
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芦澤来斗


ライブ・舞台撮影は痛みとの戦い?!

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肩こり・・・
 
 
腰痛・・・
 
 
 
辛いですね(涙)
 
 
撮るジャンルを問わず、カメラマンの職業病、宿命?です。
 
 
 
駆け出しのころは何でもかんでもバッグに詰め込んで、
ヒーヒー言いながら現場に向かいました。
キャリーバッグも重さに耐えきれずいくつか潰れました(汗)
 
バンドツアー同行時には、機材車への積み下ろし時に
落ちて機材ケースが凹んだりゆがんだりすることも
何度かありました。
 
 
 
撮影時はリハーサル・ゲネプロ・本番と、
長い時でトータル7時間!とかカメラ2台を肩から掛けてます。
 
そんな時は、
打上で乾杯のジョッキを持ち上げるのもツライ!
 
 
 
ベテランのカメラマンや音響さんなどと会うと機材の話より、
 
 「あの貼り薬は効く!」
 
とか、
 
 「あそこのマッサージはいいよ!」
 
という話に花が咲きます(笑)
 
 
 
私は足首や股関節が硬くて、
若い頃から、いわゆる「ヤンキー座り」が出来ません。
 
かかとを地面に付けたまましゃがめないのです。
 
 
ですから、
リハーサル時に舞台上でしゃがんだまま撮影したりすると、
足もパンパンに筋肉痛(涙)
 
 
 
身体が柔らかいカメラマンが羨ましいです!
 
 
 
 
私の場合、狙った瞬間をとらえるために、
ある被写体をファインダー越しに捕らえ続けて、
じっとシャッターチャンスを待つことが多いです。
 
不自然な体制を強いられる場所などで、
カメラを構えたままファインダーを睨んで
数分間動かない・・・
 
 腕や足がプルプルしてくる・・・
 
それでも体制を変えずにねばる。
 
 
 
その様な時にこそ、
良い瞬間を捕らえられることが多いものです。
 
 
気力・体力・忍耐力の勝負ですね。
 
 
使用するカメラうんぬん・・・より、
その辺りが良い絵をものに出来るかどうかの勝敗?を分ける
分岐点のような気がします。
 
 
 
身体が硬いだけでなく私は汗っかきです。
特に頭から顔に汗をかきます。
 
 
数分間、緊張を保ったままじっとファインダーを
覗いている時など、汗が額をつたってきます。
 
ゲネプロで舞台上にいる時などは
照明の光を受けますからなおさらです。
 
 
そのような時に、ポケットからハンカチ出して・・・
という暇はありません。
ステージ上はどんどん進行してゆきますからね。
 
 
首にタオルを巻くのも見た目にあまり・・・なので、
私はスポーツ用のリストバンドを愛用しています。
 
 黒の半袖シャツに黒のリストバンド、
 黒のカメラマングローブ(右手のみ)。
 
 
今ではこれが私のトレードマークになっています(笑)
 
 
少しでも肩への負担を減らすために、
ストラップも色々試してきました。
 
最近はあるストラップを使用するようになって、
だいぶ肩への負担は減りました。
 
 
ストラップに関しては、また機会を改めてお話しします。
 
 
 
真面目な話、ライブカメラマンには
筋トレ・柔軟体操・ストレッチは必要かもしれません(笑)
 
 
ライブ撮影 = 肉体労働
 
 
ですからね。
 
 
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芦澤来斗


ステージ撮影 終演後はホワイエ(ロビー)に急げ!!

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カメラに関する話が続いたので、
今日は少し話題を変えて現場での話をしましょう。

 

 

 

カメラマンの営業方法には色々ありますが、
ステージや舞台の撮影現場では、
撮影当日というのも実は重要な営業のチャンスです。

 

ジャンルを問わず、コンサートにはその出演者の関係者や
同業者も多数聴きに来ています。

 

個別にそれらの業界関係者を調べてコンタクトを取る努力も
必要ですが、この世界は思いのほか横のつながりが強いものです。

 

飛び込みで売り込むよりも、顧客・知人・友人からの紹介ほど、
早くて確実な方法はありません。
(これはどこの世界でも同じですよね)

 

 

 

せっかくその手の方々が来られているのに、
みすみす逃す手はありません。

 

 

 

公演が終わったら、ダッシュでホワイエに行きましょう!

 

 

 

久々にお会いするミュージシャンやアーティスト、
事務所関係の人を見つけたら挨拶するのはもちろんですが、
そおいった方々と話をしていると、
他のご友人や知り合いの業界人を紹介していただけることが
多々あります。

 

これほどありがたい事はありません。

 

「○○さんのステージ写真は芦澤さんが撮られていたんですか!?
   誰が撮っているんだろうとずっと思っていました。」

 

友達の友達はみな友達・・・(古いですね(笑))ではありませんが、
このようにして人脈が広がってゆくと、
思わぬところで仕事につながったりします。

 

 

 

しかもこうやって紹介によって広がった新規の仕事は、
その人脈の中である一定のレベルが保証されますので、
とんでもない依頼にはなりにくいのも大きなメリットです。

 

ある程度の規模のホールなどで公演を行う人なり団体の周りには、
その水準を前提でコンサートやイベントを行っている
業界人が集まっています。

 

ですから撮影のギャラをはじめとする様々な条件も、
それに見合った仕事になることが期待できます。

 

 

 

大切なことは、
このように紹介を受けた場合は、
手作りの名刺でも構わないので必ず連絡先を交換しましょう。

 

確実性を上げるためには、
翌日にでもメールなどで改めてのご挨拶と、
自分の簡単な自己紹介を送るといいでしょう。

 

 

 

実はそんな地道な努力の積み重ねが、
クライアントを増やしてゆく近道でもあるのです。

 

 

 

以前撮影を受けたことがあり、
しばらくご無沙汰している方に偶然再会し、
それを機に、また撮影依頼をいただくこともままあります。

 

「芦澤さん、お久しぶり! 元気でしたか?」

 

こんな声がかかれば、
多分また近いうちに仕事の連絡が入る確率が高いです。

 

 

 

 

 

終演後はホット一息つきたいところですし、
気力・体力・集中力も使い切っているかもしれませんが、
そこはもうひと頑張り!

 

ここで仕事の輪が広がれば、
その後のビールの味もさらに美味くなるでしょうから(笑)

 
 
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芦澤来斗

カメラマンを目の敵にする年間会員のオジサン

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ある日のクラシックコンサートでの出来事。

 

 

第一部が終わって休憩時間になり、
撮影していた客席から楽屋裏に戻ろうとしていた私に、
1人のオジサンが近づいてきました。

 

 

ただならぬ気配・・・。

 

「シャッター音が気になる! 邪魔だ!!」

 

防音してるし、静かな場面ではシャッター切ってないので、
聞こえているハズありません。

 

しかも彼の視界に入る場所には居なかったので、
姿が気になった訳でもないはずです。

 

「皆さんに聞こえるシーンでは写してませんけど・・・」

 

「そう言い切れるのか! 確かに聞こえたぞ!!」

 

言い争っても仕方ないので、その場は謝って終わりました。

 

 

楽屋に戻るときに思い出しました。
主催者から、

 

「今日は広報紙の取材で別のカメラマンが入るから、

芦澤さんフォローお願いします。」

 

と言われてました。
私とは違うポジションでそのカメラマンが撮影している姿は、
私の視界にも入ってました。

 

場所も離れていたので、
彼のシャッター音は私の耳には入りませんでしたが、
先ほどのオジサンの視界には入る場所で撮影していました。

 

しかも曲中に移動したりしているのも気付いていました。

 

 

楽屋に戻り、主催者のマネージャーにこの件を報告。

 

「その文句言ってる人、どんな人でした?」

 

と聞かれその容姿を伝えると、

 

「やっぱり! その人年間会員さんなんだけど、
毎回色々なことで文句を言ってくるクレーマーなんです。」

 

それで納得しました。
その後、

 

「そのカメラマン見たら、気を付けるように言っといて。」

 

ということで、二部が始まる前に
そのオジサンのおおよその座席場所を伝えるとともに、
シャッター音と曲中のポジション移動には神経を使うように
伝えました。

 

 

 

その後も、私がこのオーケストラの専属だった事もあり、
何度かこのオジサンに文句を言われました。

 

やはり、各種媒体やテレビ取材などで撮影が入った時です。
顔を知っているから私に文句を言いやすいのでしょうね。

 

 

こちらも最初は腹が立ちましたが、だんだん慣れてきて、

「オー、やっぱり今日も文句言いに近寄ってきたきた!」

という感じです。

 

 

この手のクレーマーは色々いますが、
特にクラシックの定期公演に多い気がします。

 

カメラマンに対してのみならず、
プログラム内容や演奏や観客のマナーや・・・。

 

単に神経質なのか、
自分はクラシックに造詣が深いんだという自負が強いのか、
まあ理由は様々なんでしょうね。

 

 

せっかくコンサートを聴きに来ているのに、
この手の人は可哀想ですね。

 

まあ、あちらもクレームをつけることで
自己満足しているのかもしれませんが。

 

 

お気の毒というか・・・、
きっと、日頃満たされていないんだろうな~と、
同情したくなります。

 

 

 

撮影現場で何らかのトラブルがあった場合は、
原因が自分の場合でもそうでなくても、
必ず舞監か主催者など伝えるべき人には伝えましょう!

 

その場で黙っていて無事に済んだと自分では安心していても、
実は自分の知らないところでその問題が大きくなっていることも
あります。

 

 

例えば静かなシーンで、
あなたが物を落として音を立ててしまったとします。

 

どうせ誰が立てた音かわからないし・・・と黙って帰るのと、
「すみません! あれ、私が○○を落としてしまいました!」
と正直に告白して謝るのとでは相手の印象が全く変わります。

 

 

バレてないと思って黙っていても誰かスタッフが気付いていて、
あなたがいない場所で、

 

「アイツ、あんなところで音たてやがって!」

 

と言ってるのが舞監や主催者の耳に入れば、
印象が悪くなるのは分かりますよね?

 

 

 

実は現場というのは色々な突発事故がつきものです。
PAの音が途切れる!

 

決まったタイミングで照明が点かない!

 

キッカケが合わない。

 

出演者が間違えたり・・・。

 

 

観客も気付くこと、気付かないけど裏方には分かっていること、
さまざまなことが起こります。

 

ですから大きなステージのスタッフや裏方さんほど、
ハプニングには慣れています。

 

 

あなたにとって冷や汗ものの出来事でも、
実は裏方さんやスタッフにとっては
あなたが思うほど大きな事ではないケースが
ほとんどです。

 

 

とにかく何かあったら、しかるべき相手に報告しましょう!

 

それがたとえあなたの失敗でも、
正直に報告すればきっと次も撮影のチャンスをいただけます。

 

しらばっくれて黙っていたら、
次の現場には呼ばれないかもしれません。

 

 

 

まあこれは撮影現場に限らず、
日常生活においても大切なことですね。

 

 

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芦澤来斗


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