ライブカメラマンに必要なものは・・・機材?


梅雨も明けて、いよいよ夏本番!
 
お祭りや縁日、花火大会など、
撮りたくなるイベントが目白押しですね(笑)
 
洒落たストラップに白いミラーレスカメラをさげて、
浴衣姿で歩いているカメラ女子の姿を見ると、
なんだかホッコリ幸せな気分になってしまうのは、
歳のせいでしょうか…(笑)
 
その横を報道カメラマンのような場違いのスタイルで、
獲物を狙うような目でウロついている男性には
どうしても違和感を感じてしまいます。
 
 
夏には各種の音楽イベントも多くなりますね。
 
野外フェスはもちろん、
ライブハウスでも夏祭りのライブイベントが催されたり、
夏休みを利用したアマチュアバンドのライブ合戦なんかも
ありますよね。
ライブカメラマンの出番です!!(笑)
 
 
 
そうなるとそれらのイベントを撮るチャンスも増えますから、
それに伴って私のサイトへ訪問してくれる人数も増えます。
そして質問メールも増えてきます。
 
訪問してくれているページや質問メールの内容を見ると、
約70%がカメラやレンズなどの機材に関すること。
残り30%がそれ以外のノウハウ的な内容です。
 
 
このサイトでも必要に応じてカメラやレンズなどの
機材に関する内容は書いています。
 
ただ意図的に個別のメーカーや機種に関する内容には
あまり触れないようにしています。
 
 
その手の内容は、
[各種媒体の提灯記事]に溢れているし、
自慢がしたいだけの[自称評価レビュー]も
ネット上に無数にありますよね?
 
ですから、あえて私が書かなくても良いと思っているのと、
 
『本当に大切なことは[使っている機材]ではない!』
 
ことをお伝えしたくてこのサイトを立ち上げたからです。
 
 
ライブカメラマンは
使っているカメラで決まるものではないからです。
 
これはなにもライブカメラマンに限りませんけどね。
 
 

「ライブカメラマンになりたいんですけど、
どんなカメラを買えばよいですか?」
 
この手の質問に、
 
「まずはフルサイズのCanon EOS 5D Mark IVがいいです。
それにAPS-CのEOS 7D Mark IIがあれば万全です。
レンズは大三元3本をそろえましょう!」
 
なんて無責任に回答することはできません。
 
でもそう言っているサイトのなんと多いことか。
信じられません。
 
 
もちろん写真に取り組めば、
【道具である】カメラやレンズにも興味や愛着がわきます。
それは私も同じです。
 
でもあまりにも[そっち]に情報が偏り過ぎの気がして、
私のサイトでは[あえて外して]いるんです。
 
 
最新で最高(価格が高い)の機材を揃えれば、
ライブカメラマンになれるのであれば話は簡単です。
 
そおいう志向の「自称ライブカメラマン」は、
私がいつも言っている、
 
『ライブやコンサート会場には
カメラマンなんて居ないにこしたことはない!』
 
なんていう趣旨は理解不能でしょうね(笑)
 
 
ですから、
私のメルマガを読んでくださっている読者は、
[カメラオタク]ではなく
言ってみれば[撮影に向き合っている]人
が多いんです。
 
『納得の1枚をモノにするにはどうしたらよいか?』
 
それを考えているメンバーなんですね。
 
 
ただし、もちろんそれはとてもパーソナルで
感覚的なフィーリングに由来する内容ですから、
言葉や文字にするのは非常に難しいことは承知しています。
 
 
でもライブカメラマンだけでなく、
撮影対象のジャンルに関係なく写真を撮るうえで
【納得の1枚】を写すには避けて通れないポイントなんです。
 
分かっていても言葉では通じないと知っていて「言わない」
カメラマンも多いと思います。
 
それはカメラマンだけでなく
極端に言えば[芸の道]に通じるのかもしれませんね。
 
 
まあそこまで大そうに考える必要はありませんが、
少なくても職人としてのライブカメラマンには必要な要素です。
 
 
そこに明確な答えはありませんが、
その思考抜きでは何でも屋のカメラマンで終わってしまいます。
(それはそれで大変なんですけどね)
 
 
ライブの撮影なら【あなた】に頼みたい。
 
○○バンドの撮影なら【あなた】だ!
 
そうなりたくはありませんか?
 
『どのカメラが必要か…どのレンズが要るのか…』
 
それは後からでいいんです!
先に考えることは別にあります!
 
 
ましてや今は悩ましい状況なんです。
 
【フルサイズ】 か 【APS-C】 かで悩んでいたのが、
【ミラーレス中判】も視野に入りつつあります。
 
【デジタル一眼レフ】か【ミラーレス一眼】か
これも十分に考慮すべき段階にきました。
 
 
機材選びは後からで大丈夫です。
もちろんカメラがなければ写せませんけどね。
 
なんだか今日は小難しい話になってしまいました(笑)
暑さのせいかな…
 
ごめんなさい。
 
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「フルサイズ」か「APS-C」か!? 「フルサイズ」神話
 
いよいよ「デジタル一眼レフ VS ミラーレス一眼」が本格化!?
 
デジタル一眼レフかミラーレス一眼か・・・それが問題だ!?
 
お遊びのライブ撮影ならそれでいいけどね(笑)
 
ライブステージフォトグラファーと言うからには・・・
 
 
芦澤来斗


[ミラーレス]と[ミラーレス一眼]ファインダーは使わない?


 
「ファインダーって、古いカメラに付いているのぞき窓?」
 
「お父さんのカメラには付いているけど…」
 
「えっ? ファインダーってなに??」
 
最近はこんな反応が返ってくることが増えました。(笑)
[ミラーレス][ミラーレス一眼]だと言う以前の話ですね。
 
 
写真を撮ると言ったら、携帯かスマホで撮るのが当たり前。
ちょっと写真が好きな彼や彼女が持っているコンパクトカメラ
(コンデジ)にもほとんど【ファンダー】は付いていません。
 
写真を撮る時は、スマホやカメラの液晶画面を見ながら
撮るのが当たり前になりました。
 
 
[デジタル一眼レフ]は構造上【ファインダー】が必須でした。
最近では[ライブビュー]と言って、デジタル一眼レフでも
【ファインダー】でなく背面の液晶画面を見ながらの
撮影スタイルも普通になりました。
 
一言で[ミラーレス]と呼ばれるカメラにも、
厳密には[ミラーレス][ミラーレス一眼]があります。
 
この“一眼”があるか無いかの違いは簡単に言うと
【ファインダー】の[ある][なし]と言っていいでしょう。
 
[ミラーレス]カメラは、スマホのように
【背面液晶画面】を見ながら撮影します。
 
 
[ミラーレス一眼]カメラは
【ファインダー】と【背面液晶画面】の両方を使い分けできます。
 
[ミラーレス]カメラと同じように【背面液晶画面】を見て
撮ることも、[デジタル一眼レフ]のように、
【ファインダー】を覗いて撮ることもできるわけです。
 
 
 
【ファインダー】を使って撮るメリットは主に下記です。
 

  • 構図など撮影対象に集中できる
  • 額をカメラに付けるためブレの防止になる
  • 明るい日差しの中でも見やすい
  •  
     
     
    特に私のように
    [ライブステージ]や[コンサート]の撮影を主に行う場合は、
    【ファインダー】は必須
    です。
     
    ライブハウスやホールの暗い客席の中で、
    観客の目障りになる液晶画面の光を点けているなんて
    あり得ませんからね。
     
    たまに無神経にも液晶画面を点けっぱなしのカメラマンに
    遭遇しますが、プロの現場ではそんなカメラマンは
    次の現場では声が掛からないので2度と会いません。(笑)
     
     
     
    普段気軽に持って歩いてスナップ撮影したり、
    日常風景の撮影では【ファインダー】の必要性を
    感じないかもしれません。
     
    まして【ファインダー】を使って
    “自撮り”はできませんからね~(笑)
     
     
    でも写真撮影に少し真剣に取り組むのであれば、
    ぜひ【ファインダー】を使って撮影してみてください。
     
    コンデジの[背面液晶画面]を見ての撮影や、
    スマホでしか写真を撮ったことがないのであれば、
    真剣に【ファインダー】から被写体を見ると、
    きっと新たな、新鮮な感覚や発見があると思います。
     
     
     
    「化粧が崩れる!?」
     
    「付けまつ毛がとれる!?」
     
     
     
    「う~ん・・・困りましたね~」
     
     
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    「デジタル一眼レフ」と「ミラーレス一眼」の違い
     
     
    芦澤来斗


    ファインダーは【OVF(光学ファインダー)】?? 【EVF(電子ファインダー)】?? どっち?


     
    ファインダー(正式には“ビューファインダー”)と言っても、
    カメラのタイプによって様々な種類があります。
     
    その中で[一眼タイプ]のカメラのファインダーには、
    大別して下記の2種類があります。
     
     
    「光学式ファインダー(OVF:Optical View Finder)」
     
     [デジタル一眼レフ]のファインダーで、
     字のごとくレンズから入ってきた【光】を
     直接見るタイプのものです。
     
     [レフ]という鏡によって、レンズから入ってきた【光】を
     ファインダーとセンサーに切り替えて届けます。
     
     通常[レフ]はファインダーに【光】を導き、
     シャッターが押された瞬間に[レフ]が上がり(ミラーアップ)、
     【光】がセンサーに届きます。
     
     このため、撮影の瞬間にはファインダーに【光】が導かれず、
     ファインダーが真っ暗になります。
     これが“ブラックアウト”と呼ばれる現象です。
     
     
    「電子式ファインダー(EVF:Electronic View Finder)」
     
     [ミラーレス一眼]のファインダーで、
     ファインダー内に組み込まれている小さな液晶画面の像を
     レンズで拡大して見るタイプのものです。
     
     レンズとセンサーの間に[レフ]がなく、
     レンズから入った【光】は常時センサーに届く状態です。
     
     電気信号に変換された【光】情報が、
     ファインダー内の小さな液晶画面に表示されるのです。
     
     ですから原理的には“ブラックアウト”は生じません。
     ですが、現状では電気的処理スピードの関係で
     実際には電気的に“ブラックアウト”が生じますが、
     最新機種ではほぼ問題ないレベルになりつつあります。
     
    今後シャッターが[グローバルシャッター]になった段階で、
    完全に“ブラックアウト”からは解放されます。
     
     
    ネット上で『ミラーレス一眼レフ』という記述を
    よく見かけますが、上記の通り[ミラーレス一眼]に
    [レフ]はないのでこの言い方は誤りです。
     
    そもそも“ミラーレス”とは“レフ(ミラー)”が無いという
    意味ですからね(笑)
     
     
     
    実際の使用感に関しては、
     
    “目に優しい”のは[OVF]
     
    “機能的に優れている”のは[EVF]
     
    と言えます。
     
     
    OVF(光学ファインダー)かEVF(電子ファインダー)か…ファインダーはやはりOVFが気持ちいい!けど・・・
     
     
    例えれば、
    [OVF]は窓から景色を見ている感じで、
    [EVF]は景色をカメラを介して液晶テレビで見ている感じ、
    とでも言えるでしょうか。
     
    やはり窓越しの方が気持ち良いですよね?
     
     
    実際にライブ撮影などで、数分間続けてファインダー越しに
    被写体を見続ける場合などは、やはり[OVF]の方が目が楽です。
     
    ただ[EVF]も日進月歩で進化しているので、
    現状ではほとんど気にならないレベルにはなってきています。
     
     
    [視野率]や[倍率]など他の要素もありますが、
    [EVF]が撮影現場で使えないから[デジタル一眼レフ]を選ぶ・・・
    という段階は過ぎたと言えます。
     
    通常の撮影では[EVF]でほとんど問題ないでしょう。
     
    [EVF]ではファインダーで[露出]や[被写界深度]、
    [各種効果]が撮影時にリアルタイムで確認できるので、
    機能的に優れていますし、
    先ほどの“ブラックアウト”も克服されつつありますから、
    数年後には“ファインダーと言えばEVF”が
    当たり前になるでしょう。
     
    ということは、
    数年後には[デジタル一眼レフ]より[ミラーレス一眼]が
    主流となることは明白です。
     
     
    そこには、カメラメーカーの思惑や政治的な要素、
    カメラ歴の長いユーザーの意識や慣習が絡むので、
    そう簡単に移行しないとは思いますけどね。
     
     
    ただ
     
    [デジタル一眼レフ]から[ミラーレス一眼]への潮流…
     
    これを止めることは誰にもできないでしょう。
     
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    芦澤来斗


    電子シャッターの無音撮影は武器となるか!?


     
    静まりかえったホール
     
    ピアニストが全身全霊を掛けて
    大切な1音に指を降ろそうとしたその瞬間
     
      カシャッ!
     
     
    張り詰めていた会場の空気が一気に緩む。
    まるで空気が抜けていくように。
     
     
     
    天から降り注ぐ光の柱
     
    それに向かって祈るように手を差し伸べて
    天を仰ぐ役者。
    その想いがまさにピークになろうとした瞬間
     
      カシャッ!
     
    異次元だった空間が、
    一気にただの芝居小屋の舞台に戻る。
     
     
     
    そんな場面に何度も遭遇したことがあります。
     
    アマチュアのステージでは度々ありますが、
    プロの現場でもあるんです。
     
     
    これって、
    [ミラーレス一眼]の[電子シャッター]で
    無音撮影どうのこうの以前の話ですね。
     
     
     
    アマチュアのステージでは、
    ある意味仕方ないか・・・と流せます。
     
    出演者の親族・知人が頼まれて
    撮っているんですからね。
     
    現場の[お作法]も[シキタリ]も何も
    知らない訳ですから無理もないんです。
     
    [シャッター音]を響かせる以前に
    [フラッシュ]光らせたりしますから(笑)
     
    あまりにひどい場合は、主催者に代わって
    注意することもありますけどね。
     
     
     
    でも、許可を得たカメラマンしか撮影できない
    ような現場でこれやられると非常に頭にきますね。
     
    それなりのステージでもたまにあるんですよ。
    メジャーな出演者がいるような現場でも。
     
    たいていは[報道系]のカメラマンですね。
     
    最近はだいぶマシになってきましたが、
    テレビ局や新聞社が横暴なことが多かったです。
     
     “撮りに来てやってる”感
     “取材してやってる”感
     
    丸出しで、無礼というか舐めているというか・・・。
     
    出演側も心得ているベテランの現場では、
    その辺りの[トラブルの種]を心得ているので、
    裏方含めスタッフ一同に事前に連絡があります。
     
     「申し訳ないけど、
      今日はTV取材入るから、
      何かあればすぐに教えてください」
     
    という感じですね。
     
     
    これが出演者側も
    (出演者というより事務所やマネージャーなど取り巻き)
    TV取材に慣れていなかったり、
    まして取材されることに舞い上がっていたりすると、
    色々起きるんですよ、本番中とかにね。
     
     
     
    話しが[ミラーレス一眼]の[電子シャッター]から
    だいぶ飛躍してしまいました・・・。ゴメンナサイ!
     
     
    そして冒頭のようなシーンですが、そんな瞬間こそ、
    演者が最高の表情をしているんです。
     
    でも今までは条件反射的にシャッターを
    切りそうになるのをこらえていました。
     
    でもその後も[その瞬間の表情]が脳裏に残ります。
     
    “最高の瞬間だったなー”と・・・
     
    そのストレスから解放してくれたんです。
    [ミラーレス一眼]の[電子シャッター]がね。
     
    この“解放感”は、少なくともステージを撮る
    私にとってはとても大きなものです。
    我慢しなくてよくなりましたからね。
     
     
    こちらが我慢している瞬間に、
    「カシャッ」とシャッター切った音がすると、
    本当に腹が立つんです。
     
    まあそれがフリーのカメラマンだった場合には、
    何度かそれがあると、いつの間にか
    現場では見掛けなくなりますね。
     
    そんな神経では呼ばれなくなりますから。
     
    写真の[技術]や[腕]以前の、
    デリカシーの問題ですからね。
     
     
    これは鉄道の運行を妨げる[撮り鉄]も、
    立ち入り禁止の花壇にズカズカ入っていく
    自称カメラマンも同じですね。
     
     
    私はかねがね、
    ライブやコンサートや舞台の会場には
    カメラマンなんて居ないのが一番良い・・・と
    言ってきました。
     
    演者・演出の妨げになってはならないのは勿論ですが、
    入場料を払って来場している観客の邪魔になるのも
    [ありえない]ことだと思っています。
     
     
    そんな私にとっては、
    [ミラーレス一眼]の[電子シャッター]での
    無音撮影はとても強い味方です。
    ストレス解消ツールのひとつです(笑)
     
     
    これも何度か話しましたが、
    [音]が消せた今、欲しいものはヒトツ!
     
     
     
     透明マント
     
     
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    芦澤来斗


    ついに【EVF(電子ファインダー)】が【OVF(光学ファインダー)】を超えた!?

    20081019-182214-_MG_0304_w
     
    カメラのファインダーについては、
    これまでにも何度かお話ししてきました。
     
    気持ちいいのは「OVF」
    機能的に優位なのは「EVF」
     
    ただ現状の「EVF」には遅延の課題があり、
    完全に「OVF」から置き換わらないという話もしました。
     
    これについては完全ではありませんが、
    実用上ではほぼ気にならないところまで
    性能が向上してきています。
     
     
    スマホ世代にとっては、
    ファインダーはもはや無くても特に困らない物に
    なっているのかもしれません。
     
    背面液晶画面で撮るほうが
    "普通"になりつつあるのかもしれません。
     
    実際に知り合いのカメラ女子で、
    「ファインダーは使ったことがない!」という女性がいます。
    かなり積極的に撮影している彼女なんですけどね。
     
     
    デジタル一眼レフやミラーレス一眼でも、
    じっくり構図を決めて撮影する場合には、
    ライブビューで撮るのが一般的になってきました。
     
     
    ただ、ライブステージの撮影においてはそうはいきません。
    ファインダーが必須であることは何度も話しました。
     
    ライブコンサートや舞台の撮影で、
    暗い客席の中で背面液晶画面を煌々と光らせて
    撮影しているとしたら、カメラマン失格です。
     
    少なくともライブステージを
    メインに撮影するカメラマンとしては・・・。
     
     
    ですから我々ステージフォトグラファーにとっては、
    ファインダーは非常に重要です。
     
     
    今回、ソニーから「α9」(アルファ9)という、
    画期的なミラーレス一眼カメラが発表されたことで、
    ファインダーの永年の課題がクリアーされました。
     
    「α9」のファインダーの何が画期的かと言うと、
    「ブラックアウト」からの解放!です。
     
    ミラーレスカメラが登場した時点で、
    機構的には「ブラックアウト」は無くなる"ハズ"でした。
     
    「ミラーレス」と言う意味は、ミラーが無いということです。
     
    そもそも「ブラックアウト」とは、
    一眼レフという「レフ(ミラー)」がある構造のために
    必然的に起きる現象です。
     
    詳細はここでは省きますが、デジタル一眼レフになっても
    フィルム時代の「一眼レフ」の構造が継承されてきたので、
    言ってみれば「一眼レフ」の欠点を引きずっていた訳です。
     
    その問題をミラーレス一眼は構造的には抱えていません。
     
    しかし構造的には「ブラックアウト」が起きない
    「ミラーレス一眼」ですが、
    残念ながら"電気処理速度"の制約から、
    実際には「ブラックアウト」が生じていました。
     
     
    それが今回のα9によってとうとう
    "電気処理速度"においても100%ではありませんが、
    実質上「ブラックアウト」が起きなくなりました。
     
    これはソニーの「積層型CMOS」という
    新たな構造の高速センサーによりもたらされました。
     
    今後ソニーが
    この「積層型CMOS」センサーを他社に提供していくのか、
    あるいはまたこの技術を使った他社向けのセンサーを
    受注生産するのかも気になるところです。
     
     
    その他にもローリング歪み解消の件など
    革新的な点がありますが、
    それはまた別の機会にお話しします。
     
    そしてついに「メカニカルシャッター」が
    その使命を終える時が視界に入ってきました。
     
    ストロボ同調のことなどもあり、
    今すぐではありませんが
    これもカウントダウンが始まりましたね。
     
     
    いよいよカメラ本体の
    本質的な意味での「フィルム」から「デジタル」への
    地殻変動が起きつつあるのを感じます。
     
     
    ソニーα9(アルファ9)発表でデジタル一眼レフの牙城が危ない!
     
    ライブ撮影ではファインダー(OVFでもEVFでも)は必須!
     
    OVFかEVFか…ファインダーはやはりOVFが気持ちいい!けど・・・
     
     
     
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    芦澤来斗


    ソニーα9(アルファ9)発表でデジタル一眼レフの牙城が危ない!

    alfa9

    ついに来ましたね!?
     
    ソニーα9
     
    NIKON D5系、Canon 1DX系に正面から戦いを挑む
    ミラーレス一眼が登場しました。
     
    主戦場はスポーツ写真や野鳥などのネイチャー写真。
     
     
    ソニーα9の革新的な点は下記です。
     
     1.ブラックアウトなしの高速連写
     
     2.ローリング歪みのない電子シャッター
     
    デジタル一眼レフでは構造的に不可能な
    ブラックアウトなしの連写がとうとう実現しました。
     
    理屈から言うとミラーレス一眼では「ミラーレス」の名の通り、
    ミラーによるブラックアウトは起こらないのですが、
    電気的な処理速度の限界で実際にはブラックアウトが
    生じていました。
     
     ついに、電子がメカを超えました!
     
    高速連写の永年の課題であった「ブラックアウト」が、
    言ってみれば過去のものとなりました。
     
     
    そして「無音撮影」を実現する
    電子シャッターの問題であった、
     
     「高速に動く被写体がゆがむローリング現象」
     
    もなくなりました。
     
    振っているバットやゴルフクラブがグニャリと
    曲がって写る現象が起こらなくなった訳です。
     
    正確には全く無になったわけではなく、
    通常のフォーカルプレーンシャッターと同等になったと
    言うのが正しいのですが、
    メカシャッターで通常は問題にならなかったレベルに
    なったという事です。
     
     
    上記の2点が何をもたらすかというと、
    極論すればメカニカルシャッターが不要になる!のです。
     
     
    もちろん「シャッター音」は無ければよいと
    言い切ることはできません。
     
    以前にも「無音撮影」についてはお話ししましたが、
    撮影のリズムや感触、手応えという部分で
    音が鳴った方が良い点もあります。
     
    α9もそのあたりは意識していて、
    電子音での疑似シャッター音を設定できたり、
    意図的に連写開始の最初だけ意図的にわざと
    ブラックアウトを演出することもできるようです。
     
     
    ただ、ライブコンサート写真の撮影や、
    講演会、その他静粛を求められるシーンでは「無音撮影」は
    今や必須となりつつあります。
     
    今までは「仕方ない」で済んでいた「シャッター音」も、
    今後は徐々に「鳴らしてはならない音」となるでしょう。
     
     
    我々プロの現場では、
    シャッターの耐久性というのも重要です。
    メカである限り寿命がありますからね。
     
    電子シャッターは稼働メカがありませんから、
    耐久性とは無縁になります。
     
     
    そのうち、
     
     「昔はシャッターを切るとブラックアウトという
      現象が起きたんだよ」
     
    と若い人たちに語る日が来ますね(笑)
    「ブラックアウト」が死後になるのはいつ頃でしょうね。
     
     
    デジタル一眼レフでもそうですが、
    現状ではスポーツ撮影系が主となる「連写」重視のカメラと、
    風景写真や物撮りなどが主となる「解像度」重視のカメラの
    二系列あるわけですが、
    これも将来的には一本化されてゆくのでしょう。
     
     
    「解像度」重視系は先日話したように、
    フルサイズのデジタル一眼レフからミラーレス中判と
    なってゆくと思われます。
     
    ライブビューでじっくり撮るのであれば、
    ファインダーは要らない訳ですしね。
     
    GFXで「35mmフルサイズ」より「中判フォーマット」かも!?
     
     
    現状のミラーレス一眼の唯一の課題であった、
    「高速で動く被写体を連写で捉える」
    というテーマも、ついに解決されつつあるようです。
     
     
    オートフォーカスの正確性も、
    構造的な観点から見ればミラーレス一眼に分がある訳で、
    あとは電気的な処理速度がどこまで高まるか・・・、
    スピード勝負を残すのみとなりました。
     
     
    ミラーレス一眼やミラーレス中判に残された課題は、
    システムとしての充実度と完成度、
    耐久性・対候性やサポートも含めた信頼性と言えますね。
     
     
    以前も話したように、
    今度の東京オリンピックの頃には、
    フィールドや競技会場のカメラマン席に、
    デジタル一眼レフだけがずらっと並んでいる・・・
    という今までの見慣れた光景とは違う
    光景になっているのでしょう。
     
     
    「デジタル一眼レフ」の終焉?!
     
    デジタル一眼レフかミラーレス一眼か・・・それが問題だ!?
     
     
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    芦澤来斗


    ニコン(Nikon)のデジタル一眼レフのセンサー

    20120731-114542-DSCN2287_w
     
    先日、パナソニックの事業再編のニュースで、
    デジタルカメラのセンサーの話をしました。
     
    パナソニック、再リストラ デジカメなど6事業
     
    そこでカメラメーカーと撮像素子(センサー)の製造会社とは
    同じでないという話をしましたが、
    ちょうどニコンのセンサーに関しての情報がありました。
     
     
    「Nikon Rumors」によると、
    ニコンのデジタル一眼レフのセンサーの製造は
    下記の通りだそうです。
     
    「TechInsights(以前はChipworks)」では
    ニコンD5とD500のセンサーが下記のソニー製となっている。
     
    D500のセンサー:ソニーIMX321 CMOS
    D5のセンサー:東芝(ソニー)T4K54 CMOS
     

    The Nikon D5 and D500 sensors are both made by Sony


     
     
    またその他のニコンのデジタル一眼レフのセンサーは
    次の通りだそうです。
     
     D40: 6 MP CCD Sony
     D40x: 10 MP CCD Sony
     D50: 6 MP CCD Sony
     D60: 10 MP CCD Sony
     D70: 6 MP CCD Sony
     D80: 10 MP CCD Sony
     D90: 12 MP CMOS Sony
     D7000: 16 MP CMOS Sony
     D7100: 24 MP CMOS Toshiba
     D7200: 24 MP CMOS Toshiba
     D3000: 10 MP CCD Sony
     D3100: 14 MP CMOS Nikon
     D3200: 24 MP CMOS Nikon
     D3300: 24 MP CMOS Sony
     D5000: 12 MP CMOS Sony
     D5100: 16 MP CMOS Sony
     D5200: 24 MP CMOS Toshiba
     D5300: 24 MP CMOS Sony
     D5500: 24 MP CMOS Sony
     D100: 6 MP CCD Sony
     D200: 10 MP CCD Sony
     D300: 12 MP CMOS Sony
     D600: 24 MP CMOS Sony
     D610: 24 MP CMOS Sony
     D750: 24 MP CMOS Sony
     D700: 12 MP CMOS Nikon
     Df: 16 MP CMOS Nikon
     D800/D800E: 36 MP CMOS Sony
     D810/D810A: 36 MP CMOS Sony
     D1: 2.7 MP Sony
     D1h: 2.7 MP Sony
     D1x: 5.47 MP Sony
     D2h: 4 MP LBCAST Nikon
     D2x: 12 MP CMOS Sony (Nikon設計)
     D3: 12 MP CMOS Nikon
     D3s: 12 MP CMOS Nikon
     D3x: 24 MP CMOS Sony
     D4: 16 MP CMOS Nikon
     D4s: 16 MP CMOS Nikon
     

    List of all Nikon DSLR cameras and their sensor manufacturer/designer


     
     
    Nikon製となっているものは、
    ニコンは実際の製造設備は持っていないはずなので、
    設計はニコンで製造は外部委託と思われます。
    (製造会社は不明)
     
    東芝製となっている物に関しても、
    東芝のセンサー製造設備はソニーに売却されているので、
    ソニー製と言うべきなのかもしれません。
     
    今後、東芝独自設計のセンサーが引き続き製造されるのか、
    ソニー設計だけになるのかは現状では不明です。
     
     
    今回はニコンのデジタル一眼レフだけの情報ですが、
    これにコンパクト系もあるわけで、
    先日話したように、
    メーカー相互の相関関係は非常に入り組んでいます。
     
    まあどのカメラのセンサーがどこ製であっても
    いいじゃないか・・・とも言えるんですけど、
    センサーが調達できなければデジタルカメラの開発はできませんので、
    センサーメーカーの動向が、
    カメラメーカーに何らかの影響を及ぼすことは考えられます。
     
    私もこの手の話にはあまり関心がないほうなんですが、
    半導体やエレクトロニクス関連企業の動きが
    連日のように報道されると、
    やはり少し気にはなってしまいます。
     
    その意味では、
    センサーを自社生産できるキャノン、ソニー、パナソニックは
    有利と言えるのかもしれません。
    (これも今後どうなるか分かりませんけど・・・)
     
    もちろんカメラはセンサーだけで語れるものではないので、
    それなら上記3社のカメラが良い!
    と一筋縄ではいきません。
     
     
    この手の業界裏話は、
    実際にはどうでもいいことだし、
    知らなければ知らないでどうということはないけれど、
    自分が使っているカメラメーカーのことを知っておくのも、
    今後の新機種の動向や買い替えを考える場合に、
    頭の片隅に入れておいて損はないかと思います。
     
     
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    芦澤来斗


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